第13話『業態変更の可否2』
お寿司屋で贅沢にディナーミ―ティング……
私「困ったな、どうする」松田さん「まさか回転寿司がないとはですね……」「はい」チ―フ「なんでですか?こんなチャンスないですよ!回転寿司1号店ですよ」私「必要がないからないんじゃないの。回転寿司の早くて安くてうまいという認知がゼロの状態からスタートするんだよ。マッキーどうよ?」「すごくおいしいです」「もういい、食べてなさい」日野さん「裕福な家庭が多いんじゃないですか。寿司は回転する必要がなかったというのは私も同感です」エム「こんな高級なもの食べさせていただいてありがとうございます」「エム、おまえはかわいいね~、マッキーあなたは食べてなさい……」
つくづくと先人達の開拓精神には頭がさがる。リョンソンレストランの創業者はヘリコプターに乗り、出店する場所を「あすこ、あすこ」と指し示したとの逸話が残っている。「僕が決めるしかないな、人気の蓄積には時間がかかる。長期戦を覚悟して回転寿司でいこう」みんなで楽しくお寿司を食べながらエムにメモを取らせて回転寿司店のいいところを出し合った。多数決でKすしを参考に店作りをしていくことにした。
私「店名どうする?長くなくて言いやすいやつがいいよ!あと人の名前がついたやつは嫌い」日野さん「寿司はつきますよね!」キャプテン「前か後か」マッキー「こういうのおもしろい、好き」私「松田さんのお店の名前は?」「竹寿司でしたエヘヘ」「竹か……梅でいくか?梅寿司、うめ~とかけて」エム「いいとおもいます。でも最後は結局、山口さんが決めますよね」「……ごめん。僕、そういうとこあるよね。自分でも嫌いなんだ」日野さん「そんなことないですよ。ぐいぐい引っ張ってくれる人がいなかったら、本当にうちらどうする?何も決まらんよ!」「ありがとう、じゃあ梅寿司でいくよ」全員「はい!」
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