ーー閑話ーー キャラクター紹介1

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さて、プロローグの最後を飾って、主なキャラクターや世界観等を紹介します。



[主人公]

 ◾️勇者ゼロ・カロリー

 (別名:豚紳士、豚仮面、ンディ、ミラック・ルダン、ブタ・シンシ)

 本作の主人公で18歳の勇者。両親が目の前で殺され孤児院で育つ。言葉も感情も無くしていたがユキと出会って立ち直り、魔物への生贄に決まったユキを救うために鍛錬し、見事にユキを救いだした。その力を国王に認められ勇者となった。

 魔王を倒したものの、勇者レベルが上がりすぎて普通の人に素手で触るとその人を爆散させて殺してしまうため、恋人のユキやカワイイ女の子といちゃつくため、レベルダウンして凡人になろうと悪行を重ねる旅に出る。

 怪盗として正体を隠すため魔王の部屋にあった豚の置物を加工した豚仮面をつけて行動していたため豚紳士と呼ばれる。本人は芝居っ気たっぷりに怪盗ミラクルダンディと名乗っていたが、誰も認知してくれないので今ではあきらめて豚紳士と名乗る。



[魔王]

 ◾️魔王カフェリン・ヌキ・ダダダ・ブブン二世’にせいだっしゅ

 (本名:ジョアンガ(真名:ジュリエット・ヨアンガ))

 人間界の魔王領に君臨する魔王。本物の魔王だが、わけあって正式に魔界から派遣されたり召喚されたりした魔王ではないなど、謎が多い。

 前任者の魔王カフェリンに成りすまして魔王に君臨しており、その名と意識を引き継いでいる。

 スタイル抜群の美女で正体を隠すため常に闇のベールで姿を隠している。

 前任魔王が準備していた魔王軍を率い、魔王領の失地回復のため人間と争ってきた。歴代魔王中でも最強と言われ、多くの英雄や勇者を屠ってきたが死闘のすえ、勇者ゼロ・カロリーについに倒される。

 


[英雄]

 ◾️神官ボータ

 長命族の神官職で勇者ゼロの仲間の英雄である。長命族で見た目は美少年。勇者ゼロからボータくんと呼ばれて弟のように可愛がられているが本当の年齢は不明。各種の支援、治癒魔法に秀で天才少年と呼ばれる。後衛職だが直接戦闘に加え、召喚魔法や攻撃魔法も自在に操る超優秀な神官である。 


 ◾️戦士クードイ

 ドワーフ族の戦士でおっさん。見た目で老ドワーフとも言われるがそれほど年寄りではない。宝石と酒に目がない。勇者ゼロの仲間の英雄である。直接戦闘、防御術に秀でる。嫁が10人で子だくさんである。特に第一夫人はハーフエルフの超美人で豚に真珠、美女と魔獣とからかわれることが多い。


 ◾️魔法使いザザラス

 ハーフエルフの中年男。勇者ゼロの仲間の英雄である。頭が固く、愛想がない。強力な攻撃魔法に長ける。知識は豊富だが何か相談しても答えが返って来るころには相談したことすら忘れてしまうほど慎重で腰が重い。未婚だが、エルフの国に婚約者が一人いるらしい。


 ◾️女戦士ジャルタ

 人間の聖騎士だが、自分では戦士と名乗っている。勇者ゼロの仲間の英雄である。腹筋バリバリで全身筋肉質だが、かなりの美女。惚れっぽく、容赦なく惚れた男に迫るので男癖が悪いと陰口をたたかれるが、実はほとんど男と付き合った経験はない乙女。子ども時代を森王猿という大きな猿の群れの中で過ごし、発情した雌猿が問答無用で気に入った雄猿を追い回すのが毎年恒例だったため恋とはそういうものだと思っている。背中に騎士にあるまじき大きな傷跡があり、それが自らを騎士と名乗らない理由であり、性格が歪んだ原因になっている。


 ◾️聖女エンリス

 勇者ゼロの仲間の英雄で、各種支援術と治癒、精神系の魔法は極めて強力である。ハーフエルフの聖女でかなりの美女だが、とにかく男好きで尻が軽く、まるでサキュバス。裏社会の秘密結社に育てられたため男を手玉にとる術を知り尽くしている。今もって裏社会とつながりがあると噂される危険な一面を持つ。魔王との最終決戦の恋人を殺され、勇者ゼロに色目を使って迫るが、仲間内では聖女というより痴女と思われている残念な美女である。



[恋人]

 ◾️ユキ(織姫 雪)

 失われた東方諸島出身の一族の生き残り。勇者ゼロの幼馴染みで恋人、ゼロとは両親公認の仲。ゼロと結婚の約束をしており第一夫人の証となる金コイン1番をもらっている。国一番の美少女として生贄に選ばれるなど、かなりの美女である。幼いゼロを立ち直らせた心優しい人である。


 ◾️キーラ(桜丘きらら)

 ユキと同じく失われた東方諸島出身の風の民の生き残りの美少女。仲間思いで誰にでも優しく、敵であるはずの魔族にも好かれるほどだった。勇者ゼロの仲間の英雄で、魔鉱山攻略戦のさなかにゼロを庇って魔王に消された。疾風の乙女と呼ばれる刀の達人。ゼロのことが大大大好きで、ゼロの第二夫人になることを夢みていた。その温かい人柄は過去の勇者と同じように人間性を失い王命に従うだけの機械になりかけていたゼロの洗脳を解いた。


 ◾️イリア(イリア・キャサリン・マジ・デスカ)

 千年に一度の美女と称えられし王妃アリアの娘で数百年前に眠りについた大聖女イリアとして蘇った自称元魔王。魔王カフェリン(ジョアンガ)の生まれ変わりと思われるが、イリア、カフェリン、ジョアンガの記憶が混ざり合っており、鮮明に覚えていることと曖昧にしか思い出せないことがある。ゴスロリファッションを好む自他共に認める世界一の美少女。ゼロに第三夫人の座を約束させている。ゼロを自分を滅ぼした勇者とは気づかずに? 一緒にレベルダウンの旅に付き合う。ゼロのことはンディや豚さんと呼ぶ。大聖女にして元魔王であり、双方の強力な術を自在に操る天才美少女。



[四皇女]

 四皇女とは世界中にその名を知られる4人の超絶美女である。四大国の姫であり、その容姿は奇跡とさえ言われるが、おそらく多少は大国の姫に配慮した過大評価が含まれると噂される。その姿を見た者は実は少ない。



[黒幕的な何かそんな感じ]

 ◾️神官クッソ・フトーイ

 ロデアンヌ王都にある聖ダイオベン教会の神官長。世界を教会の支配下に置くという野心に憑りつかれた物凄いデブ。本作の黒幕候補の一人。


 ◾️サブランド王(タヌキ親父)

 小国ドブ―の国王。ゼロを勇者にした。影では四大国が保有する「世界を守る魔宝珠」(通称クリスタル)を用いる儀式で主宰を務めたことがあるなど謎の多い人物。ゼロからはタヌキ親父と呼ばれ、かなり嫌われている。ゼロの両親の死やゼロの師匠との関連も疑われている。黒幕候補の一人。



[世界について]

 ◾️魔王と魔王領

 勇者ゼロがいる世界の他にいくつかの異世界があり、そのうちの一つが魔界と呼ばれる。その魔界から来るのが魔族や魔物であり、それを召喚し、統括しているのが勇者ゼロの世界での魔王である。魔王は大陸の一部を魔王領として支配しており、人間の国に危害を加えない限り魔王は討伐対象にならないとされる。魔王領は一つの自治領のようなものとして各国から認識されている。


 ◾️大陸

 勇者ゼロの世界には東西南北に四つの大陸があり、ひとかたまりになったその姿は花に例えられる。それぞれの大陸に一つずつ大国が存在し、四大国と呼ばれる。

 四つの大陸の中央には広大なエルゲ海があり、エルゲ海をはさんで互いに向かい合う花弁のように四つの大陸が浮かび、その外側には外輪洋と呼ばれる大海が広がっている。その大海には小さな群島が散在している。群島で有名なものには、異世界から来た住人が住んでいた東方諸島があった。

 そして、四大陸が花びらとすれば、それぞれの花びらの間を埋めるように葉に相当する歪な形の陸地があり、多くの小国が林立している。魔王の領土もそのような狭間の大地にある。




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次回、豚紳士の物語が動きだします。

ぜひ、ご覧ください。


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