第9話

この街…エトワルトって言うのね。


人の数、5万人ないわね…中世ね~……。


中央ってとこね…人、人…人……。


今は朝の9:00過ぎ……流れていくわ。


お店、露店……商業区かしら?洒落た建物も多いわね。


何処か疲れた顔してるわね……。


広い道ね、石畳を敷き詰めて……。


あの女性?……立ち止まって何してるの?


しかも交差点?……で……。


うつむいて…あっ!ぶつかった!!


何か言われてる?…ぶつけられているのに?


文句?勝手にぶつかっといて、文句言って…


なんか、項垂れてる、あの男…。


トテトテ、トテ…女性にティーガが歩み寄る


「あ、もし貴女…こんな所で何してんの?…探し物?」

ん?…。


「今の…今のこの国には夢が無いの…」


ん?…夢?


「ごめん、もっと詳しく教えて」…。


不思議な少女……。


「アイツが来てから、夢が、たくさんの夢が逃げていったの」


誰?、アイツって?…。


「私に出来る事があるかもしれない、貴女はどうしたいの?」


「この街、この国の人達の心が凍えているの、だから失われた炎を見つけたい!」


失われた炎?…、秘宝?


「解ったわ、私ティーガ、貴女は?」


「私はゴルコ……」……。


不思議少女ゴルコが仲間になった。



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