不安を抱きながら

A「じゃあ、締めてください」

Z「いきなりにもほどがありますよ」

A「なに言ってるんすか。本音はこの先の鮎川賞、小説推理新人賞、江戸川乱歩賞、アガサ・クリスティー賞、新潮ミステリー大賞、ミステリーズ!新人賞に集中したいんですよね?」

Z「よくもまぁ、KADOKAWAさんに縁が深いカクヨムさんで他社の新人賞の名前を出せますね」

A「出すのは自由ですから。ヤバイなと思うならカットすればいいだけすよね。さじ加減って日本語知ってます?」

Z「読み物としての面白さも不安なので区切りをつけたいのは認めます。この企画は横溝賞に応募を考えて作品を書いている人が『励み』とか『刺激』のために読むのが一番面白い楽しみかただと思うんで。〆切過ぎたら面白さはグッと減じるでしょ」

A「獲れそうですか?」

Z「自己採点65点で獲れると思いますか?」

A「質問に質問で返すほど悔しいなら、もっと精進しましょうよ。来年はどうします?」

Z「書きますけど、不安はありますね。カクヨム賞の新設がどんな影響を与えるか、が特に。ちょっと考えているのは、タグさえつければ、〆切のはるか前から作品を公開できて、反応をみて手直しができること。これを利用したらどうかということです」

A「劇場でネタをかけてブラッシュアップするってことすね?」

Z「それが許されるのかどうかとか、いろいろ考えてしまいますが、来年は新しい局面を迎えると思いますよ」

A「へー、そうすか。では、このへんで」

Z「雑な締めだなぁ、まぁ、そうしないと区切れないか。お読みいただいたかた、ありがとうございました」

A「ありがとうございました。落選の報告をするほどメンタルの強い我々ではないので、それなりの時期にリアクションがなければ、そういうことだと察してください」

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