言い残したことはありますかね
Z「ぼちぼち締めましょうか」
A「言い残したことはありますかね」
Z「うーん、ホラーを書いてデビューしたい人のために、ホラーはホラー専門で新人賞があるべきだな、と。なんやかんや言ってもミステリ系新人賞は多いし、作家志望には恵まれた環境ですよ、ミステリは」
A「最後に来てKADOKAWAさんに思い切り喧嘩売りますね」
Z「別に角川さんだけじゃないですよ。ホラー【小説】というジャンルのためにも、ホラーの賞はあったほうがいい。これは私がホラーに愛や拘りがないからこそ言えます。横溝賞の大賞が仮に一作だとしたら、ミステリか、ホラーか、ミステリとホラーの融合か、の三択なわけですよね。なんとなくミステリとホラーの融合のほうが通りやすいみたいな空気になるのは、ミステリ好きにも、ホラー好きにも双方が不幸な気がするんですよね」
A「わざわざ【小説】を強調するのは、昨今のホラーが映像作品にシフトしていると言いたいんすね」
Z「別にホラーに限らないですけど、エンタメは映像第一みたいな風潮はありますよね、きっと」
A「映像化してハネる小説を書こうという狙いというか下心はありましたからね、うちらには」
Z「下心かぁ。そんなにスケベなワード出されるとアレですが、新人賞とって売れない作品書くよりも、映像化したときに【新人賞受賞】がヒキになる小説書いたほうがよいですよね。版元さんにとっても、業界にとっても、印税もらったり受賞後第二作だすほうにとっても。いっそホラー賞、ミステリ賞、大賞の三部門でよいのでは?」
A「さすがにノーコメントすね。触らぬ神に祟りなしですよ」
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