第20話 帰還AND報復(1)
SIDE:ミユキ
「いやいや、こんなに早く機会をもらえるとは思ってなかったぁ〜。じゃあ、記念すべき一人目は誰がいいかなぁ〜♪お嬢様!誰か一人、選びなよ。そいつからやっていきたい。あ、この中に復讐対象…いる?居るよね!じゃあ……戻ろうか…。うん。それから始めよう。うん。お嬢様の復讐対象がいなくとも、兵士さんの中に恨みを持ってる人も居ると思うからね…。」
「(早く……早く来て!斗真!このままじゃ……!)」
「さ、行きましょうか!」
「はい!楽しみです!」
悪魔は目の前で嗤っている。
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SIDE:ロズ
んふふふふ。面白くなってきたぁ!イイネイイネ!これは熱いぞぉ!
え?どうしたの愛しのマイハニー?え?あいつの彼氏以外足止めして?あぁ、そういうの好きだもんね!良いよ。楽しんでね!え?活躍する俺が見たい?う〜〜ん。そこらへんの神様でも大抵雑魚だからなぁ…。まぁ、暇があれば見せてあげる!じゃ、行ってくるね!
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SIDE:霊心
俺たちは救世主(笑)を引きずりながらダンジョンを出た。すると、一人の兵士がいち早く気づいて、
「あっ!帰ってきたぞ!両方無事だ!しかもスロウターも回収している!ん?あの人たちは……なッッッッッ⁉︎⁉︎きゅ……救世主を………救世主を……生け捕りにしてきたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
と、声をあげたせいでお祭り騒ぎレベルになっている。おぉぉ…。これが……囃し立てられるって事か……。気分は………正直そうとう気持ちが良いです……。
まさに!優・越・感!
まぁ、こんな事になるとは思いもせんかったけどね。さて、そろそろこの
楽しみ楽しみ!
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SIDE:宮崎斗真
急げ、急げ、急げ!このままだと、奴らにミユキが殺されてしまう!
「絶対…に………阻止してやる…!ミユキを……あいつらを……殺されてなるものか!」
そのために、こうしてクラスメートの手助けもありながらも、急いで助けに行っているわけだ…。
「あいつは異常者だ…。何も関係のないクラスメートにまで…被害を及ぼしている…。」
許せるわけがない!幸い、今乗っているのはこっちで作ったバイクだ。安全装置がついており、自動運転にも切り替えられるし、最高速度は時速150kmもでる。
「待っていろよ……お前は僕が必ず止めてやるからな……!」
クラスメートが謎の障壁によって止められていようと、僕は止まらない!あいつらを助けるまでは!
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「へっくち!ん?風邪かなぁ?」
「今日はこれが終わったらゆっくり寝ましょうか。ご一緒しましょうか?」
「逆に眠れなくなりますよ。はは。」
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