第16話 スロウターゲット?
さぁて、あとは簡単………ってわけには行かない。腐っても救世主。こればっかりは上手く行かない。
「なぁお嬢様。1から10の中でならなんでもいいです。なんか数字言ってくれませんか。あ、見せてないやつもあるから6から10にしてくれると助かります…。」
「…なら〜、う〜ん。7で。」
「7ですね。分かりました。『破壊式:七式:打壊』。」
「来るわよ!盾準備!」
「了解!『不動の盾』!」
打壊も単純だ。一定の時間、俺の打撃系の攻撃が超凶悪になる。ちなみに自分の基礎能力も超上昇する。反動は………無い。チートだなこりゃ。
*ピンポーン。ちなみに本当なら全身筋肉痛に苦しめられているとこ。霊心は基礎能力が元々低かった。何でかなり筋肉痛に苛まれながら鍛えてきたのでそういった痛みには少々慣れている。
ロズペディアより。
「よけられるといい、なっ!」
光の壁が目の前に出てくるが気にせず殴って壊す。
「チィ!迎撃するわよ!『具現化:チャクラム』!」
変な金属?恐らく鉄とかじゃねえ特別製の金属でできた何かが飛んできたが、関係ねぇ。殴って壊すだけだ。
「洒落臭え!邪魔だ!狙うはお前らの腕のみだボケェ!」
「………腕?一体何をお考えになられているのでしょう。」
そういって一瞬で全員の腕を順番に折っていく。かならず二回に分けて。
「へっ?」「「は?」」「え?」
そしてその1秒後くらいに、痛みが来る。
「「「ギャアアアア!!!」」」
「ッッッッッッッッッッッッッッ!!」
「おぉ、一人耐えたか。よく頑張ったほうだな。まぁ、折れた腕は元には戻らん。回復系統の魔法が使えるやつは居ないんだろう?じゃあ、治せねぇなぁ?その腕ェ。」
「やっと無様な顔が見れました。でもこれで……。」
スロウターはずっとボスの後ろにあった台座?みたいな所に刺さってあった。
「これを引き抜けばいいんですよね。」
「手伝いましょうか?」
「大丈夫です。ん…………んん!」
そうしてシャーレイ様はスロウターを抜く事が出来た。が、何か様子がおかしい。
バチッ!
そう思った時にはもう遅かった。変な紋様が身体中に走りだす。
「チィ!何か反動でもあったのか⁉︎」
「う………うぅぅぅぅぅぅぅ…………あ…グゥゥ!…。」
「ちょいコレヤバくないか?こんな時は………よし、対象はスロウターに。効くかは分からねえけど、どうか人格を持っておいてくれよ……!『破壊式:八式:幻壊』。」
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