第7話 これから……どうしよ。

前回のあらすじ!昔話をしたらこれからどうするかノープランだった事に気がついた俺!一体どうなる!



「あの…お一人で何を…?」


「え?あぁ、いや。過去の事を振り返ってました。」


「そのようには見えませんでしたが…。まぁ何でもないなら良いです。で、これからどうするおつもりですか?」


「そうですね。とりあえず、大体でいいので今アイツらがどこに居るかとかわかります?」


「そうですね…。大抵の人達は保護された王城にいるはずですけど…。S級の実力を早くも開花させた者共は各地を転々としています。」


「ふ〜ん。で、王城ってどこのですかね?」


「この国のです。世界には国が五カ国存在していると言われています。その内、救世主の召喚に成功した国はこの国だけだったので。」


「成る程〜。じゃあこの国の戦力的に言えば…。」


「一位を、くらいですから。」


「争うって事は…。他にも強い国が……?」


「はい、まぁ強さの所以がたった一人女性のおかげなのですが…確か、って人だったような気がします。」


「じゃあその人を味方にに付けられれば……。」


「かなり有利な状況に持ち込めると思います。」


「へぇ。じゃあその人に会いに行ってみる?一回国から離れる事になると思うんだけど…。」


「いえ、その必要は無いと思います。」


「何で?」


「つい先ほど、黒い何かを噴き出していましたよね?」


「はい。」


「恐らくそれに反応して、後三日程度でここにやってくると思います。」


「………。ここからその国の距離は…?」


「ざっと約20kmですかね。」


「oh…クレイジー…。」


「それぐらい強いって事です。」


「あ、その人って言葉が通じるんですかね…。国が違うから…。」


「大丈夫だと思いますよ。いざとなったらこの兵達の中に通訳のできる人もいますから。」


「おぉ!それは心強いですね。」


「平和的交渉もできるかもしれないわけですから…。まぁいざとなれば俺がなんとかしますよ。」


「はい!頼りにしていますね。」


「では、この世界の魔術、魔法などについて教えていただければ…。」


「それなら、ざっくり申しますと、誰でも鍛えれば使えるのが魔術。すでに使える力が決まっているのが魔法ですね。」


「……。じゃあ『破壊式』っていうものは聞いた事がありますか?」


「聞き覚えがないですね…。スキルの類ですか…?」


「はい、俺の事を助けてくれた奴がくれたんです。」


「例のあの人ですか?」


人?あいつって人じゃ無いよなぁ。う〜ん。面倒だしいいか。


「まぁそいつです。」


「いい人ですね。」


「まぁいいやつですよ。」


そんな事を話ながら、長かった1日が終わった。


「私たちはここで野営しますが、やはりお帰りになられますか?」


「あぁ、家に置いてきたものもあるから…。」


「わかりました。ではまた明日、ここで待っています。」


「こちらこそ、今日はありがとうございました。困った事があればすぐにでも駆け付けますので。」


「はい、ありがとうございました!」


「ではまた。」


そういって今日は解散し、俺は帰った瞬間クッションにダイビングした。



「ウ”ア”ア”ア”ァ”ァ”。これは破壊兵器やぁ。」

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