4話 異世界人と初めての対話

次の日。言われた通りずっと歩いていた…。


いやダルゥ!


どこまで行けば良いかもわからんし『破壊式』シリーズには移動系はあるっちゃあるけど一回使うだけで大惨事に……ん?


現在地:森(どこかもわからない)


生物:おそらく人間はいない


この状況から導き出される答えは…?


「使うっきゃねぇなぁ!『破壊式:二式:地場爆壊』!」


ドガァァァァァァァァン!斜め45度ちょうどぐらいを目指して飛んでみた。


「おぉぉぉ!結構飛ぶなぁ!」


そこで調子に乗っていた事に気がつく。空には飛んでいる鳥は幸いいない。だが、


「着地法考えてなかったぁぁぁぁ!!」


そのまま地面にダイブ!かと思っていると、


「キャアアアア‼︎」


と、声がした。


「テンプレでも用意してくれたのかな?」

とか思っていると、開けた場所に出て、街も見えて、何か凄い貴族?みたいな人がバケモノに襲われていた。オークみたいだな。


ん⁉︎


「いや、これってまさか⁉︎」


「GRAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「イィィィィィヤァァァァァァァダァァァァァァァ!!!『破壊式:五式:腐食壊』ィィィ!!!」


手から青い酸が飛び出てくる。


「GU!?GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!」


「ちょっ、待ってって嫌ダァァァァァァ!」


グチャ。


「何だ今のは!」「空から急に人が降ってきたと思ったら酸が…何か良く分からん!」「お嬢様は無事かぁ⁉︎」「今探してる!」「見つけたぞぉ!応援を頼むぅ!」「わかった!今そっちに人をだす!」「この酸オーガモドキだけとかしてるぞ!」「なんだこれは!」「中に埋もれた人がいる!救出するぞ!」


あぁ、もうダメだ。このストレスはあいつらを殺して解消し無いと……。


「あの!生きてますか!大丈夫ですか!」


「あぁ、大丈夫だ。それよりもこれをどうにかしてくれ無いか…。ベトベトで気持ち悪い…。」


「わかった。ちょっと待っていてくれ。おーい!誰か!この人の体を拭くタオルか何かをもってこい!水に濡らしてからだ!すいません。出てこれますか?」


「はい………。うええ、気持ち悪い…。」


「おい!タオル!どうぞ、ふいてください。」


「あぁ、ありがとうな。うっうぅう。い”い”人です”ね”。」


「いえ、仮にも騎士ですので。不思議な身なりをしていますね。どこの出身ですか?」


「森。」


「森ィ⁉︎あの絶望の⁉︎」


「え?何?絶望?」


「あの森の名前です。そこで生まれたなんて……大変な過去をお持ちですね。」


「ああ、気にし無いでくれると助かる。」


「はい、そういう事にしておきましょう。ところで、お名前は?」


「ホウデラ・レイシン。でいいのかな?助けてくれてありがとう。」

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