3話 Hello New World(崩壊の始まり)
「おぉ、初期位置は森林か。」
《こっちの方が都合が良いだろう?》
「ククッ、ほんっとにいい性格してるよ。」
《俺はお前の拠点をここから少し離れたとこに作ってやった。だからちょいと指示に従え。》
「了解。」
《ここを真っ直ぐ進みあのでかい木のところを右に行って、…………。》
幾つかの指示を実行していると、何かこう…オーラの違う場所に出た。
「次は?」
《いや、ここで良い。お前の誕生日は?》
「9月5日だけど。」
ゴォォォォォォ!
何か地面に扉が……。※注)このドアはマイ⚪︎ラでいうトラップドア的なイメージです。
《お前の家だ!》
「開けていいのか?これ……真下に落ちたりしないよな?」
《あぁ、安心しろ。その下はクッションだ。フカフカのn》
ガチャ!
「フォオオオオオオオ‼︎‼︎‼︎」
《切り替え早っ⁉︎》
ボフン。
おぉ、これは……人をダメにするクッションレベル六億ぐらいはあるなぁ…。
《おい、まだ説明とかしてねぇぞ。》
「この状態でして欲しいがこの後ゴロゴロすれば良いだけだろ。よし、次は?」
《そこを右に行くとキッチン。左は風呂場。そんで、奥がトイレ。あと洗面所は風呂場の前にあるぞ。》
「いやほぼホテル!いやホテル!ヤバ!」
《三十秒で作った。》
「………このクオリティーを?一人で?三十秒?」
《まぁ正確に言うなら俺の嫁がな…。会わせてやらんし、声も聞かせぬぞ!》
「いや、興味ないって。しかもお前の嫁寝取ったりしたら俺瞬ってレベルじゃない位のスピードで死ぬからする気も起きんわ…。」
《ほう、うちの嫁に魅力がないと?ほ〜〜う。そうかそうか…。じゃあ死ね。》
「えぇ…理不尽だな…。」
《ジョークだよジョーク。安心しなって。そんな心配するほど、うちの嫁は尻軽じゃないからな。重いぞぉ〜ウチの嫁は。》
「そうか……。で、こっから俺はどうやってあいつらを探せばいい?」
《ここから日が昇っていく方向へ限界まで進めェ!休みなくなぁ!そうすりゃ勝手に話が進んでいくからよぉ!》
「ここには帰って来れなくなるのか?俺としてはこのクッションから離れたくない…。」
《心の中で『帰還』って言ったら戻ってこれるよ。もう質問はないだろ?》
「あぁ、今はまだないかな。」
《なら良かった。そんじゃまたn、え?何?話しすぎ?いやでもちゃんと男だよ?え?もっとかまってほしい?別にいいけdって………………。》
急に何も音がしなくなったかと思ったら。
《ちょ、まっ、キャアアアアアア!ブツッ!》
「切れた…。」
何があったか全く予想つかん。………。まぁいいや。
「じゃあ、おやすみ!」
GOOD BY WORLD!!!
HAHAHA!
「スヤァ……。」
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