一章 神とスキルと復讐と
1話 ある者にとってそれは救いの手。ある者にとっては破滅の始まり
分解されてから数時間後くらいだったと思う。俺は復元された。ある男のおかげで。そして今。謎の白黒の世界にいる。
「おいおい、何考えてんだ〜?早く行こうぜぇ。復讐すんだろ?」
「なぁ、何でアンタは俺を復元したんだ?」
俺は思っていた事を聞いて見る事にした。
「んぁ?唐突だなぁ。しいて言うなら、面白そうだから、だな。」
「は?」
「いや〜今は明かしたりはしないけど俺は結構な上位存在でね〜。あいつら…救世主、だっけ?って、これ聞いただけでキレてんのかよ。いや、否定するつもりはないし俺はそれに協力するがね?」
………おっと、つい怒りが滲み出てきてしまった。
「すまん。続けてくれ。」
「おうよ。まぁそんで俺がもっとも大切にしてるのが何があっても楽しむ事。もしも俺から楽しみを奪おうとするのなら……間違いなくそいつを殺すがね。」
「俺はそんなに面白そうか?」
「当たり前でしょ〜よ。お前消されかける前おもいっきし叫んだっしょ?」
「うん。」
「あれどす黒い怒りの魔力が入ってたぞ。そのせいでこっちの世界は大混乱。キャ〜悪魔が降臨するわよ〜キャ〜、とかいってる奴が大抵で…お前の嫌いなあいつらはかなりビビってたぜぇ。あれはおもろかった。抱腹絶倒ってわけじゃなかったが…大笑いしてしまった。」
「え、マジィ?見たかったなぁ。」
「え?見るか?お前らの世界風に言うと録画、しておいたからな。見れるぞ。」
「ッッッッッッ!お前いい奴だな!」
「なんのなんの。じゃあ見るか。」
_____視聴中_____________
「ブハハハハハハハハハ!ダッサってハハハハハハハハハハハハ!」
「いや何回みてもこの画は…………ダハハハハハハハハハ!!」
滅茶苦茶爆笑してしまった。いや、普通にダサすぎるしただキレただけだったんだが。でも嬉しいな。これは…うん。
「いやぁ、サンキューな。マジで!いいのが見れたよ!」
「あぁ、良かった良かった〜!そんでさ、復讐したいだろ?力がほしいだろ?ならさ、このスキルいらない?」
そうして何かが下から出てきた。これは……何だ?何か日本語で書いてある………。
「このスキルの名前は『破壊式』、色々な型がある。」
「どうゆう能力だ?」
「まぁ俺の作った試作品でね。この能力があればそこら辺の雑魚はもちろん救世主wどもにも目に物みせてやれる。あのいけ好かない天使も強くなりゃ余裕でボコせる。」
「リスクは?」
「それがな……………お前にとっちゃほぼノーリスクだ。」
「は?チートだろ、それ。」
「いや、それがそうでも無いんだよなぁ。こいつに自立神経機能をつけたらさ、使用者の意識乗っ取るようになっちゃって。」
「いや危険物じゃねーか!」
「けど君は強い心があるでしょ?絶望しても良かったあの状況で復讐を企むなんて事そうそうできっこ無いからね。」
「いや……だが…。」
「大丈夫だっての。完全にノーリスクものもあるが、そっちは弱い。ならこっちの方がよく無いか?お前の性格を考慮した上でオススメしたんだよ。」
「…………ありがとう。」
「さ、試運転といくか!」
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