0(ミゾレ目線)

救世主様たちに助けを求める事。そして、今はなんの力もない救世主様たちを“彼”の暴行から救う事。それが、天使である私に与えられたある国からの願いだった。だから私はこう考えた。

(行動が始まるのが3時限目、つまり今から約3時間後。なら私は今から一時間後に転移魔法を使えば良い。“彼”はこのクラスの中で唯一救世主様ではない。だから除外魔法と転移魔法を合わせれば良い。)


そして計画通りに段々と進んでいったが、少し時間がずれていた。


(まずい、このままだと教師は良いが救世主様たちにまで被害が及ぶ。)


そう思いながらも時間は過ぎていく。


そして、時は来た。


「グアアアアア!!!!!」


私はもう少しで完了する除外式転移魔術を用意しておく。


(まずい!時間が間に合わ無い!最悪あっちで治療して貰えばいいとしてもこのままだと誰かが死ぬ!)


だが、運良く教師が殺された時に、ギリギリ完成した。


「待ちなさい。」


「なんだい?君はまだ俺になにもしてないから見逃すけど?」


「そういう訳にも行かないわ。この人たちはあなたを除く全ての人が私たちの世界の救世主になるの。だから…全力であなたを排除するわ。崩寺霊心くん。」


「はぁ?言ってることが意味ワカンねぇナァ?じゃあ俺の敵ってこったな?なら殺す。」

そして襲いかかってくる前に私は起動させる。


良かった。これで任務は終わった…………え?除外魔術を食らってもまだ生きている?あの空間の中で?おかしい。いや、まずい。もしもあれがチーちゃんのいってた

“厄災”ならここで始末しなきゃ…!


私は奴に魔術をかけ、確実に消えたかどうか確認するために『空白の間』に行った。


「ここは…。何処だ?俺はアイツらへの復讐は完遂していない。一体何が起こった?」


___は?

いや、厳密にはもう崩壊は始まっている。だが…やはりおかしい。普通の人間なら数秒で塵になっているはず…。

やはりここで始末しておいて良かったわね。


私は奴に近ずく。そして幾つか会話をして、諦めた…ような顔をしたと思った時。急に変化が起こる。そして奴は現世にも“あの世界”にもどす黒い波動を散らしながら、叫んだ。いや、世界にどす黒い感情を叩きつけた。


「貴様らだけは…………絶対に……許さねぇぞォォォォッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


その瞬間、戦慄した。恐怖した。絶望した。

ありとあらゆる自分の中のスキルが言っている。コイツに関わらなければ良かった、と。


私は震える身を抱きしめながら、報告するために帰った。





______________________________________


「ンア?まぁーた面白いのが出てきた。3の血だらけ君と2の分解君。今度は6の復讐君かぁ。面白そうだし、助けてやるか。キッヒヒ。」









・・作者


さぁ始まりますよ本編!(早くしろボケが。)

さて、最後のこの人はだれでしょうね。ヒントはタグ、です!

御閲覧頂きありがとうございました!これからも見てくれると嬉しいです!宜しければ、ハートやレビュー、コメントなどもお待ちしております!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る