*グロ注意!*






その瞬間はとうとう訪れた。いつも通りアイツが俺を当てる。

「はい、では霊心!この問題を解いてみろ。」


「……………。」


「おい、ちゃんと返事をしろ!」


「うわうっぜ。カッコつけちゃんかよ。」「まじキモいわ〜ゴミならさっさと答えれば良いのに。」「アイツ屑の癖に成績だけはいいからな。」「どうせカンニングでしょw」「そうだよな、こんな問題にすら歯が立って無いんだから。」


「ほら、みんなも言ってるぞ。早くとけって。」


「はぁ。」ガタッ!


「やっと立ったよ。」「亀みてェだな。トロいしさ。」「ま、たったとこで解け無いんだから仕方無いよw」


「さぁ、この答えは。」


あぁ、ニヤニヤしてるなぁ。これをこうやって。


ザシュ。

忍ばせていたナイフを思いっきり顔に突き立てる。

「グアアアアア!!!!!」


「はっ?え、いや、はぁ⁉︎」「先生⁉︎」「おいゴミ何やってんだよ‼︎」「謝ってももう遅いわよ⁉︎」「それよりも早く保健室へ連れて行け!」


いや、逃す気ねぇからな。ここで3。クラスメイトの一人である片見正義まさゆきがついに突っかかってきた。

「よくも先生をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


「邪魔だよ。お前は。」


今度は背中に着火ボタン付きの爆竹を背中に入れる。制服だから出にくいもんな。


「サァーテ、問題!これを押すとどうなるでしょうカ?」


「そんなの知るかぁ!」


「馬鹿が。クヒヒ。」


ワザワザ火力上げてやってんだ。ありがたく思え。


「うおおおお!!」


「ポチッとな。」



ドオオオオオン!!!

「キャアアア!!」「正義ィ!大丈夫かぁ!」「こいつヤベェぞ!」「クソッ!男子全員で取り押さえるぞ!」「「「「「「おう!!!!」」」」」」


「ククク、阿鼻叫喚かネェ?カオスの象徴かネェ?クハハハハハハハハハハハ!!」こっちにかかってきた男子共をナイフで牽制しつつ無力化していく。

ある者は首を閉めて気絶させた。ある者は壁に手を釘で縫い付けた。またある者は……。


そうしているうちに男子は無力化が終わった。今ドアには細工をして開けられ無いようにしている。そしてここは3階。飛び降りられる高さでは無い。


「さぁてと、女子諸君?君たちには…ここで絶望シテ貰おうと思ってるんダ。だからね…?」


ある男子生徒の顔を掴み持ち上げる。このクラスに彼女がいるリア充だ。

「やめて!!!!!」「あんたオカシイよ!」


他にも何やら叫んでいるが、俺はもう止まら無い。


「ホレ。」

グシャッ!


「ギャアアアアアア!!!!」


「へ…?」「うっ…おええ!」「鏡花!大丈夫!?」


あれあれ〜?俺は?まぁそんな事もあるか。耐性の無い人もいるらしいしね。

「〜〜〜〜〜♪」

気分がいいなぁ。んふふふふふ。ざまぁないね。今までの罰だ。いくら迫害されようと、いくら壊されかけても、俺はそいつを必ず殺しに行く。何が起ころうとも。何が立ちはだかろうとも。


「このクソヤロウにはよくお世話になった…。じゃあな俺の憎き怨敵。」

そういって焼部の首、手首、そして腹。丁寧に切り裂いた。そうして脈がなくなったのを確認してから、


「さぁて……………、次は誰かな?」


そう呟いた。


「待ちなさい。」

お、さっきから全く動じてなかったミゾレさん?だっけな。


「なんだい?君はまだ俺になにもしてないから見逃すけど?」


「そういう訳にも行かないわ。この人たちはあなたを除く全ての人が私たちの世界の救世主になるの。だから…全力であなたを排除するわ。崩寺霊心くん。」


「はぁ?言ってることが意味ワカンねぇナァ?じゃあ俺の敵ってこったな?なら殺す。」

そういった次の瞬間、世界が眩い光に包まれた。




______________________________________


「ここは…。何処だ?俺はアイツらへの復讐は完遂していない。一体何が起こった?」


「あなたはね、失敗したのよ。」


「お前…どうゆう事だ。」


俺の目の前には羽を生やしたミゾレさんが立っていた。


「あの教師は関係なかったからよかったのよ。殺しても。けれどあの人達はダメ。この世界の希望なの。だからね、あなたはいらない。」


「お前の言ってる事がさっぱり分かんねぇよ。理解したくもねぇ。」


「えぇ、あなたが理解する必要はないわ。あなたはここで消えるのだから。」


「は?」

いった時にはもう遅かった。体がバラバラに砕けていく。つまり…俺はもうあいつらに復讐する事ができないんだ…。


あぁ、意識が薄れていく…。あぁ……………。
































































           それでいいとでも思ったか?




奴らを許せるか?




 



                          ここで諦めれるか?


























             無理だろ。



許されない行為だあいつらに何もせずに終わるのか?もうしたじゃないかあの程度で許せると思ってんのか許せねぇよなぁここで終われねぇよなぁ。




             嗚呼。




「貴様らだけは…………絶対に……許さねぇぞォォォォッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


そして、黒い波動が世界に広がった。


ある者は興味を持ち、ある者は恐怖し、ある者は跪き、










ある者達は…絶望した。

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