春休み
俺も高校一年生を無事赤点を取ることもなく、問題も起こさずに進級することができた
そして学校も終わって今は春休みだ
宿題もなく、何もかもだらけ放題の今俺は全力で休んでいる
そしてそれを邪魔する妹の結衣
「えへへ、お兄様ぁー結衣に首輪をつけてキャンプとかどうですか?」
本当に首輪を持ってきて俺に提案してくる
もちろん断っているが
春休みになり結衣も気が緩んでるみたいで
今日なんて朝起きると下着姿の結衣がいた
「おい結衣服きろって」
俺が注意しても
「もぉー寒いよお兄ちゃんー」とお兄ちゃんなんて言って寝ながら抱きついてくる
お兄様は意識して言ってるだなと感じた瞬間であった
俺が自室でごろーんと寝転んでラノベを見てても、横でずっと「おにいしゃまぁ〜えへへ」と言いながら抱きついてくる
たまに読みにくくなって寝返りを打った時に結衣に当たると
「あんっ♡お兄様ったら積極的ですね」
結衣は胸をさすりながら俺に訴えてくるが
俺が当たったのは結衣の肩であって胸ではない
「はぁ.........」
何か気持ちよさそうな顔をしている妹を見てため息が出る
どうにかして結衣を黙らして俺はラノベを読みたい
結衣を出て行かすのが最良だと思うのだが、出て行けなんて言ってはい出て行きますなんていうやつじゃないし、俺は結衣を黙らすことにした
「結衣」
俺は結衣をぎゅっと抱きしめる
すると結衣は顔をさっきよりさらに高揚さして
わたわたしている
「お、お兄様?!あ、あのお昼から致すのは少し.....いえお昼でもお兄様ならいつでもいいんですけどぉ、結衣お風呂に入ってませんし....えっとえっと、」
何か言っているが俺はラノベに集中しているので、聞いていない
結衣が黙らせるにはこれしかないのだ
抱きしめられるのは許すとしてどうにか黙らすには気絶させるか今からやることしかない
ちなみに気絶させるのは、結衣に俺がイタイことを言えば気絶する
これは検証済みだ
「お、お兄様?結衣が脱げばいいですか?」
俺は結衣を布団の中に入れる
そしてそのまま出れないように頭を布団の外から抑える
「むぅーーむぅー!むぅーーむぅー!」
よしOKだ
そして俺は安心してラノベを読んでいた
〜 〜 〜
汗か?なぜか、お腹の方が冷たい
ラノベを読んでいた俺はお腹に異変を感じる
みずみずしいというか、とにかく冷たい
俺はそのまま布団を捲る
「...................」
俺は衝撃的なものを見てしまった
それ以前にそいつの存在を忘れていた
「ちゅっ♡おにいしゃまっ...はぁはぁ美味しいっっ!....れろれろ」
俺は結衣にお腹を舐められていた
「結衣。。。。」
「あ....」
興奮から覚めたのであろう布団の中の結衣と目が合う
「なにしてるだ」
「いえ、これは...」
「なにしてるだ!」
「えっと....」
「うにゃー!やめてお兄様ぁー美味しそうだったのです!.....我慢できなかったんですぅ!ー」
俺は結衣を右腕で結衣を部屋から出した
「お兄様のケチです!今日の夜ご飯はお兄様の大好きな物にしてあとでたーーくさん褒めてもらいますから!」
嫌いな物じゃないのかよ、と思いながらとりあえず無視をしておく
そのまま、俺はラノベを読んでいた
〜 〜 〜
えへへ、今日はお兄様の大好きな唐揚げにしましょう!
そして....
美味しいよ!結衣
そ....そんな結衣が美味しいだなんて♡
そんなつもりではなかったんだが....結衣がそういうなら....しょうがないなぁ
はぁはぁはぁ....お兄様ぁーー!
今日のご飯のおかずは唐揚げと結衣だな!
は....はい!結衣はお兄様のおかずですぅー!
ぐへ、ぐへへへへへ
お兄様はそうして結衣を貪り喰らい尽くすのです
結衣をご飯のように一粒も残さずに....
そう思うと早く唐揚げを作らないと!と思い始めたので
早速材料を用意して結衣は調理を始めました
くぅ....この粉の中に結衣の愛を入れてやりたいです
そしてそれを食べたお兄様は結衣と1つに!
うへへへへへへへへ
結衣はお箸を持ちながら顔を緩めて赤くしている
けどお兄様には病気にもなってほしくないです
唾液とか....結衣のXXとか結衣の髪の毛とか入れたら不衛生ですし....
だから、ここは精神論でゴリ押しです!
やはり気持ちが大事ですね!
えへへ、お兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好き大好きお兄様お兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様お兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好きお兄様大好き
何回も呪文のように唱えながら作っていきます
〜 〜 〜
ふぅーーこれで完成です!
あ、ちなみにこれは恒例行事なので毎日しています
昼ごはんも朝ごはんも夜ご飯だってずっっとお兄様を思いながら作っています
えへへ、これがお兄様を思う力ですよぉ
全てはお兄様のためです
そして、味噌汁と、サラダを作り...
お兄様を呼びにいきます
「コンコン」
お兄様の部屋の前にたってノックをします
そのまま入っても結衣は構いませんが、お兄様がそうしろというのでしています
「お兄様?ご飯ですよ?」
「オッケーー」
お兄様は部屋から出てきて結衣と目を合わせてくれて
「ありがとうな」と言って頭を撫でてくれます
これが幸せで幸せでたまりません!
そして今日はお兄様と素敵な夜ご飯を楽しみました
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