入学式1

〜朝〜

ちゅんちゅん、とスズメが鳴いていて窓からは暖かい日差しが、そしてその暖かさと春らしい涼しさがマッチしてとても気持ちいい


「んぅ〜〜〜」

はぁ、また夢ですか.....

何百回目だろうか、これが現実だったらいいなと思ったのは....

なんて趣深そうなことを言っているが、この結衣が見ている夢は人には紹介できないものを見ている


そんなことを思いながら眠たい目を擦って体を起こす。時計は5:30になっている

昨日は楽しみすぎて10:30に寝たのに12:00まで起きててしまって、結局朝は眠たくなってしまった


とりあえず、下に行って歯磨きをする

ごしごしごしごしゅごしゅ、ぐへへへへ

段々と磨いているとニヤケが止まらなくなってしまう

その要因は、結衣が使っている歯ブラシは結衣の兄、裕翔が使っている物だからだ

えへへ、お兄様♡


あえて、同じ色の歯ブラシにしてお兄様のがわかるように、ほんの小さな点が書いてある

そしてお兄様が置いてあった場所に結衣のを置いておく

そうやって交代交代で結衣のはお兄様がお兄様のは結衣が磨くことになる


これで毎日お兄様を味わえるのです


そしてお兄様のと思えば思うほど気持ちよくなるのでやめられない


「おじゃましま〜す」


朝飯を簡単に作り、冷蔵庫に入れて

お兄様の寝顔を拝見しに、部屋へやってきました


小さな声でお兄様の部屋に入ります


「んっ♡」


ほんのり香る、お兄様の匂いが結衣の鼻腔を刺激して思わず声が出てしまうがお兄様を起こしてしまうなどもってのほか、結衣はそっっとお兄様に近づいていきます


「えへへ、かわぃぃでふ〜」


思わず顔がニヤけてしまい、お兄様の顔を見るとこの上なく悦に浸ってしまう

そして、下半身も悦に浸っている


それからずっっとお兄様の顔を眺めていると

いつのまにか時計の針は7:00を指していた


惜しいですが、お兄様を起こしあげなきゃいけません

ファーストタッチはいつもゾクゾクします

新しいお兄様に触っているようで、ドキドキっとしてとにかく最高なんです


「お兄様、お兄様、起きてください」


お兄様の肩を触りながら、お兄様を揺らします


結衣はどさくさに紛れて、お兄様の肩を変態のようになぞりながらじっくりと触っている

えへへ、お兄様の肩の窪みが....とても生々しくて興奮しますぅ♡

なにを隠そう生粋の変態には、愛する人の肩だけでも興奮できるのだ


「ん〜、眠たいぃ」


そして肩を揺らしてもお兄様は全然起きる気配がありません

ここは、結衣の接吻でお兄様を起こさなければなりませんね!


「お兄様ぅぅーーん」


わざと、キスしにいきますよーとぅぅーと声を出してお兄様に近づきます

ここでキスしてもいいのですが、入学式に下着がめちゃくちゃになったら...少し困るのでできれば抑えたい

入学式という超絶暇なところでお兄様の妄想以外することがありません


「ちょっ、結衣っ」


考え事をしているとはっと自我に戻り、お兄様がいつの間に起きていました


「あっ」


「いやんっ♡」


ちょっと...お兄様...そこは....

段々結衣のほっぺたが赤くなるのを感じますぅ

熱い....熱いです


お兄様は寝ぼけているのか結衣のことを押そうしたのでてを伸ばしてきましたそしてその手が今結衣の胸に....


はぁはぁ........いいですよ...お兄様になら何千回揉まれても...何万回揉まれても.....

次々と連続してくる快感に結衣は溺れそうになっていた

裕翔に胸を触られるというのは...天にも上りそうな

快感を結衣に与えるのだ


「ご、ごめん結衣」


俺は結衣の顔を頭じゃないから見えないから目を逸らして結衣に謝る

いくら相手が結衣でもこんなことをしたら謝らなければならないよな


「いえいえ...少し服と顔が乱れましが...大丈夫です」

ニコッと顔を赤くして許してくれた

顔を赤くしているのは照れてるからだろう(違う)

俺は結衣をとても天使だと思う


「本当に大丈夫か?ごめんな」


「大丈夫ですっ、それでお兄様?今日は結衣の入学式です結衣の制服の生着替え見ますよね!」


「いや、見ないけど」


「え?!」


いや、それ俺のセリフ!俺がえっ?!て言いたい

生着替えなんて聞いてないし約束すらしていない


「生着替えする必要あるか?」


「大ありです!お兄様が結衣の生まれたての姿をこれでもかとお兄様のいやらしい目線で辱めてそしてお兄様はこういうのです「大きいな!この胸はお仕置きが必要だ」と、そしてお兄様は結衣の....」


「ちょちょちょ....待ちなはれ」


「もしかして今からですか?!」


「今も後もしないって、まず、なぜ俺は結衣の頭の中でドSになってんだよ」


そう結衣の頭の中では常にドSの裕翔が出てきている。しかし疑問に思う必要はないドMと相性がいいただそれだけのことだ


「結衣はお兄様の奴隷ですから....」


「いや、望むなよ...」


「前も言った通り結衣は年中お兄様の奴隷になることを夢見ています」


結衣の中では奴隷になっているが、結衣的には相思相愛みたいに主従関係になりたいらしい

お兄様ならどんなご主人様でもいいんだとか


「ほらっ、お兄様こちらへっ」


朝から元気そうな結衣に超眠たい俺は結衣の部屋は連れて行かれた


「今から着替えますけど...見たかったら見てくださいね?ちなみに結衣は見て欲しいです」


俺は今目の前で顔を赤くして興奮気味の妹を妹のベットに座って見ている


何を見ているのだろうか俺は.....


見てないふりをしたが、ひとつだけ言いたい

結衣の下着が俺の性癖にマッチしたのは何故だ...









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