卒業式
[注目]
次回から2章、高校1年生編が始まります
明里の成長、結衣との高校生活をどうぞこれからもよろしくお願いします
日々読者様に感謝しています
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「保護者の皆様、この度は卒業式......」
俺は今結衣の卒業式に来ている
なんか保護者しか来たダメらしいんだけど.....
そんなの知らねぇ!
元、この学校のものとして体育館の正規の別の入り方ぐらい知っている俺はそこを抜け入ってきたんだけど
流石にシスコンすぎるかな?
知らない知らない俺はシスコンではない
結衣の保護者みたいなもんだし
先生らにバレないように後ろの方に座って前の人の間から垣間見える
結衣たちの卒業式を見守る
懐かしいなぁ、一年前は俺はあっち側だったし
少し広い体育館は、人でごった返していたので狭く感じた
「国歌斉唱、保護者の皆様ご起立お願いします」
俺は立って、安定の歌わないをする
みんなもそうでしょ?歌わないのがテンプレだよね
「御着席お願いします」
ドンっと頭が下がっていく
その瞬間
結衣をようやく見つけた
後ろの方からで探しにくかったので
見つけることができて一安心.....ではなかった
なぜなら、俺と目が会う瞬間結衣はめちゃくちゃこっちを見ていた
まるで、壁があっても俺のことを感知できるかのように
向かうからは奥の方の保護者を探すなんて不可能に近いのに、目が合った、いや、目があう前から結衣は俺のことを見ていた
くりっとした目に、ポニーテールの可愛い顔をしているから結衣に違いない
〜 〜 〜
ぐへへっ、お兄様ぁー結衣のことを探しているのでしょうか頭を動かしていますね
結衣の方からはバレバレですよお兄様♡
ひょっこり見えてるお兄様の頭でお兄様だと一瞬でわかりました
そんなお兄様の頭を今すぐにでも舐めたいと思ってしまった
きっとお兄様は、ここで「俺の奴隷妹はどこだ!学校を卒業する前に結衣とここで卒業さしてもらう!」とか言ってこんな公衆の面でお兄様は結衣を辱めるのですぅうふふふふ
やばいです、お兄様のことを考えれば考えるほど
大事な式典だというのに、下の方がぐちょりそうです
ぐちょりそうですが、お兄様をガン見するのは忘れませんずっっと視姦しています
下着が濡れないか気にしていると
国歌斉唱と言われたので起立する
〜 〜 〜
歌っている間もお兄様を見ながらずっと妄想している
そして、嬉しいことに、着席時なんと。。
お兄様と目が合いました
お兄様ぁー!
思わず手を振りたくなりましたが、そんなことができるわけもないので座りました
えへへっおにいしゃまぁー
それから私はずっとお兄様を妄想していました
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「贈る言葉」
お、懐かしいなぁー
今年はどんな子が言うのだろうと思っていると、
「卒業生、贈る、言葉、」
奥だから、少し見にくいけど
とても透き通った声で、ゆっくりとはきはきとして
リズムがいい....
ってあれ.....
これ結衣じゃね?
聞いていると、いつもの結衣の明るい声をすこし低くしたような声が聞こえてくる
ふんっ、と少しイスから立って見ると、本当に結衣が台に立って言っていた
そうだよな、あいつ優等生だもんな、成績優秀だしスポーツも万能、問題も起こさないし
非の打ち所がねぇーよなぁー
けど、あいつにはやばい本性があるってみんな知らないよなぁ
見た目はすごく真面目で優しそうに見えるのだけど
家では、「ワンワン♡お兄様の奴隷兼ペットでーすさぁさぁお兄様?この首輪とリードを結衣につけて
お散歩しましょう!」
とか言ってくる変態と誰も思わないよなぁ
変態で奴隷願望のブラコンそして俺はシスコン、じゃねぇー!
家での結衣しか見ないから、卒業式で爆弾とか落とさないから心配してでならない
じゃあ、来なかったらいいじゃんって?
行きたかったんだ、うん、どうしても
もうそろそろ終わるだろうと思って、先生に見つかったらやばいのでこの辺で俺は体育館を出た
〜 〜 〜
懐かしぃーなぁー
今俺は学校の中を歩いている
自分のクラスだった3-4とか2-2とか中学ってなんか自由だったから開放感があった
ヤンキーみたいな奴もいるしガリ勉もいる
高校になると、性格が違うのと少しの学力差をスタートになるから中学とはまた全然違う
「お兄様っ」
「おおっ」
廊下に飾ってあった3年生の作品を見ていると、卒業式が終わったのであろう制服をバッチリと身にまとっている結衣が突いてきた
「えへへっ、これが結衣のですよなんか賞ももらいましたけど」
「まじ?」
「まじです」
「ふぇー、すげぇーな」
さすが、優等生
「それよりもっ、お兄様♡」
ギュッ
「お、おいっここ学校だぞ見つかったら恥ずかしいだろ?離せって」
結衣が俺を正面に抱きついてきて、俺の胸に顔を埋めている
「えへへ、大丈夫ですよお兄様?ここには誰もきませんくる時内側から鍵閉めておいたのでお兄様とならここで致しても結衣は全然構いませんよ?」
この妹はすぐHな方向持ちだかる
かと言って俺から攻めると戸惑って動揺したりする
「学校ではやばいっって」
「それって学校以外だっ.....」
なんか言おうとしていたが少し力を入れて、結衣にはすまないが離れてもらう
「あんっ♡気持ちいいです」
「ほんと誰かいたらどうするだ」
「いないですよぉーん、ぎゅーー」
離したのにまた結衣は俺のことを抱きしめていた
「はぁぁー」
俺は抱きついている結衣を引きずってどうにか出入り口まで連れて行き家に持ち帰った
そんなことを見ている女の子のことを気づかずに
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帰宅、
「えへへ、お兄様♡結衣は卒業しましたよ!次はお兄様じゃないですか?結衣をつかって卒業しましょうよぉ〜ん」
「俺はまだ卒業しないぞ」
「うぅーお兄様はお堅いことです」
「どっちがだ」
「そんなぁ...言わせるなんてお兄様のドSですね、ですけど結衣はそんなドSお兄様が大好きです♡」
「いや、そういう訳じゃなくて、」
堅いのは結衣のメンタルだろって言いたくて言ったのに、結衣にはどこが堅いのさって捉えられてしまったのだろう
「それにしてもやっとお兄様とまた一緒に学校へ行けますね♡また中学校の時のようにイチャイチャラブラブしながら登校しましょうねお兄様?」
イチャイチャもラブラブもしないけどどうせ1人だし自然と結衣と登校することになるだろう
「はいはい」
「やったです」
手をぐーにしてなにかを意気込んでいる
「けどやっぱりお兄様の卒業も諦めませんよぉ!」
「はいはいいーって違うしないから」
「えへへ、発言には気をつけることですぅ」
チョップを入れても気持ちよがれるだけだから何もできない
「怒っても結衣はお兄様のサンドバックにもなれますよ?お兄様のサンドバックでもサンドイッチにもなれますとも!さぁ怒り狂ったお兄様とお兄様を結衣にぶつけてください!」
いつもよりテンションがおかしい結衣であった
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やっと、卒業できました
やっと裕翔さんと.....
紫髪の女の子は顔を赤くして何かを考えている
けど、妹さんととても中良さそうだった...
それを見て私は何故かムカムカしてしまった
裕翔さんに近づきたい...結翔さんとおしゃべりしたいし..遊んでも見たい
だから妹さんに嫉妬してしまった
私は独占欲が強いのかもしれない
けど...裕翔さんを私のものにしたいけど...どっちかっていうと私を裕翔さんのものにして欲しい...です
裕翔さん.....大好きです
得意な絵を描いて今日も理想の世界に入って行く
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