旅行

「お兄...さま.....の........おい.....しい」


「結衣のも美味しいなていうかそんな生々しい声出すな、間違えられるだろが」


今は夜ご飯を食べている

カニやらお肉やら魚やらあってめっちゃうまい


「お兄様は私と間違いを犯したいのですか?私はもちろん犯したいです、いえ!犯してください!お兄様の!その逞しい魔剣で結衣を貫いてください」


やれやれと俺は結衣を少し無視する


「これは羞恥プレイというやつですね?!そうですよねお兄様!」

なんでも嬉しそうな結衣が羨ましいよ、うん

まぁ結衣が楽しそうならいいんだけど


よし、俺も楽しむかぁ

俺はご飯を食べ終え外を見る

とりま、夜景でも見るかぁ


少し高いところからの温泉旅館に止まっている

上から見える夜景はとても絶景だ


街全体が光を発していてみんなが何かしら活動しているんだなと思える



「お兄様、夜景が綺麗ですね」


俺は結衣で遊んでみたくなって少しイタズラしてみた


「そんなことないよ、結衣の方が綺麗だよ」

結衣の頭に手を置いてゆっくり撫でる


「ぅ〜」

頬は薄暗い所でもわかるぐらい赤く染めて何かから必死に耐えているようだ


「結衣は可愛いなぁ〜よしよし」


「お、おにい....さま」


俯いて小声で俺のことを呼ぶ


「何?」


「あぁー!もうお兄様ったらどれだけ結衣を我慢さしたら気が済むんですか?流石にドMの結衣でもスッキリしないと気が済みませんよ!結衣が可愛いと思ってくれるなら早く結衣をドSお兄様で犯してくださいよ!」


ちょっと引いたかも


「結衣なぁ〜中3のあぁー高校生だな高校生でもだ

そんなこと言うんじゃないぞ、そう言うことはな法律の範囲内でな?」


「じゃあ、結衣が高校を卒業したら.....結婚...してくれるんですか?」


うるうるとした目で見てくる

これは犯罪的だ


義妹でも俺は妹というか1人の女の子としてみなしてきた、だって俺も結衣のこと好きだもん

けど結衣ほどかって言われると肯定できない


俺だって結衣と結婚できたらそりゃ夢のようだとおもうけど、世の中の女の人というものをあんまり知らない


結衣だってもしかしたら気が変わったりするかもしれないし


だから、あんまり考え難い


「結衣がいい子にしてたら....かな」


「はい!結衣いい子にしてますね!」


本当に、どこまでブラコンなのかね

ヤレヤレ


「よし....お風呂入るか」


少し背伸びをして湯船に浸かりに行く


そういえば、結衣が混浴がいいですけど他の人が入った湯に浸かりたくないです!

ってわがままいうから、安かったし貸し切った(結衣が混浴したいだけ)


「ふぅー、気持ちいなぁ露天風呂貸切なんてけどせっかくならお父さんお母さんとも....」


なんでだろうな...俺って思春期なのに

お母さんと2人でいることや親と2人きりというのが恥ずかしくないし嫌じゃないむしろだいすきだ


なぜみんなは日頃から弁当作ってくれたりご飯作ってくれたり働いてくれる両親を邪険に扱うのだろうか


少なくとも俺は両親を嫌に思う気持ちより感謝の気持ちの方が断然に勝ってるためだと思う


「家族がいいなら、私がいるじゃないですかぁーん」


「おい、いつからいたんだよ」


俺のことを横目でまじまじと見てくる


幸いか不幸かわからないが、バスタオルを巻いてるのでセーフだ


「お兄様が結衣が尾行してないか一旦後ろを見た時ぐらいです」


「見てたのかよ」


「そりゃ、じっくり舐め回すように見てましたお兄様も結衣のこと舐め回すようにというか舐めまわしてくださいよ」


「おい、俺らは今裸だからその変態爆弾発言はやめろ」


「いだっ」


一発チョップを入れた


「普通だったら、結衣のこと追い出すけど....結衣が大人しくしてるからいいと思ってんだけどなぁー」


「は...はい!結衣大人しくしてますっ!」


すると三角座りで俺に寄ってくる


「はぁ〜まぁーいいか」


俺は中3の女の子と入ってるのか...なにやってるんだろうか

しかもめちゃくちゃ好意を持たれてるし

まぁ、家族だからな気にしない気にしない


「ぶくふぐぶくぶく」


「結衣大丈夫か?」


「だ、大丈夫です、残りゆ....遊んでただけですよ」


おい....めちゃくちゃ嘘ついてる顔だぞ


水の音ともに俺は下を隠して立つ


「上がるけどおっとくか?」


「いえ、私も上がります」


すると結衣も一緒についてきたので俺は結衣から体を隠して着替えた


あれ、これ反対じゃないか普通女子の結衣が隠すのでは?


まぁいいっか



———————————————————————


「結衣ー寝るぞー」


「はーい、うへへお兄様♡」


「ひっついてくるなって寝るぞ?」


布団を2枚敷いているのに俺のところに結衣が侵入してくる


「うへへ、お兄様の暖かさ、匂い...最高でしゅ」


はぁ...今日なんかいため息ついたか分からないが全部呆れてる気がする


俺はしゃぁなしで結衣の頭を撫でて結衣を寝かせる


「すぅ....すぅ....やんお兄様ぁ」


「何見てんだよ」


俺はまたため息をついてしまった














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