ファーストキス

1026、1026は、


今私は合格か不合格か見にきています


お兄様の祝福を受けた私が落ちるわけないですけどねぇ


貼り出された大きな紙に書いてある番号の中から自分の1026という番号を探す


えっとー


ありました!


あぁー、やったありましたぁ


さすがお兄様ですこれもお兄様の恵みのお力ですね

私がお兄様のモノの様に私の力はお兄様のモノと同じです

つまり私はお兄様の力によって合格することができたんです


やっと...やっとお兄様との念願のキスができます。

条件付きとはなりましたがお兄様の承諾も受けてますしお兄様が一回でも拒否したら辞めるつもりでしたが、優しいお兄様は受け入れてくださいましたし

両思いということですね♡


周りを見れば泣いてる人や喜んでる人がいますが、

そんなの関係ありません

ただお兄様に褒められることしか頭にしかなかった

ただ、紫髪の少女に見られていることに気づかなかった


はぁ...はぁ...心臓が爆発しそうです

ドクドクと音を鳴らしています


お兄様ぁ


そして私は自分の家の扉をそっと開けました


「た、ただいまです」

緊張のあまり口が回りませんでした 


玄関に入って靴を脱ぎ上がろうとすると


「結衣おかえり、合格おめでとう!」


「お..、おおにいしゃま??!」


な、なんでいるんですか!いつもいないのに、結衣がこんなに緊張してる時にぃ


お、お兄様ぁー


「なぜ、合格のことを?」


「あー、ネットで見たからな、1026だろ?」


「はわぁーお兄様ぁー」


お兄様は私のことを見てくれてます

幸せですぅ〜

あぁー脳が蕩けそうです


「とりあえず、荷物置いて着替えてゆっくりくつろごーぜもぉーこれからダラダラし放題だ、って女の子はどうかわからないけど」


「いえいえ、結衣もお兄様とゴロゴロ、ベロベロ、イチャイチャしたいです!」


「ゴロゴロはするけど残り二つはやばいから」


私はお兄様の言う通り自室に行き持ってきた手提げと制服から私服に着替える


今日はお兄様との...初、だからちゃんとお兄様が結衣の服を脱がしやすいようにスカートと薄着にしましょうか

寒いですけど大丈夫でしょう

だって、お兄様と温まるのですからぁーん


それから私はリビングに行って、テレビを座って見ながらスマホをしていたお兄様の両足の間に座ります。しかも..対面で


大丈夫です、これは結衣へのご褒美です

怒られたら怒られたでご褒美ですし


「おぉー」

意外と動揺しないお兄様に顔を近づけます


「お兄様、覚えていますよね?」


お兄様のことをしっかり近くで見ると驚いてるていらより、、、照れていますね♡


はぁ...カワイィです


「結衣、本当にいいのか?俺はいいけど、ってこんなこと言うのはなんか気持ち悪いな」


「そんなことないですよ、はい、お兄様がいいのでしたらさぁ、きてください」


キスはキスでも私からいくのではなくお兄様からきて欲しいのです


はぁ...やっと私の願望の1つが叶います

失神しない様に自我を保てるか心配です


お兄様は決心した様に

ゆっくり...ゆっくり私に近づいてきます


あぁ...お兄様のキス顔、これで1週間は食っていけます


そして私も目を閉じます


「んっ.......」


チュッという効果音はなく、ただ静かなキスでした


キスした瞬間にこれまでとは違う下半身からくるいつものムラっとした感覚と頭の中でなにか快感が発生する


ずっとこのままいたいです


しかし儚くその時間はすぐに終わってしまう


「お兄様ぁ、もう一回、もう一回いいですか」


「お兄さ..んっ」


はぁ...もう一回してくれましたぁ


気持ちいです、気持ちいです


もっと、もっとして欲しいです


気持ち良すぎて我慢ができなくなってくる


「結衣、結衣」


「んっ!?」


お兄様が舌を入れてきました


はぁ...はぁ....

これまでにない気持ち良さの連鎖に頭がもう働かなくなって何も考えられない

ただただ至高の幸福を味わうだけ


お兄様の唾液、美味しいです


もっとぉもっとぉ

私も舐め返します

お兄様の全てがほしくてお兄様の口内を全てを蹂躙します


「はぁ...はぁ...」

私はもう目がチカチカしてまともに現状を認識できません


はぁはぁ頑張った後のご褒美は至高ですねぇ


お互いが息を荒くしてお互いを見つめる


「結衣...満足か?」


呼吸の消耗のせいか息切れしているけど笑顔で問いてくる


「はいぃ...バタっ」


「あはぁはぁーしょうがない」


私は次々とくる幸福に耐えきれずにまたもや気絶してしまいました


気絶している間、ドSお兄様に犯される夢を見てそこでも気絶したのは内緒です







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