妹がヤンデレに

「お..........い.........ま」真っ暗な中誰かに呼ばれている声がした

「おに....さま..おき...」

そして三回目で起こされその声がはっきり聞こえた

「お兄様、起きてください」

あぁ............ん?お兄様??

?え、誰?!結衣?結衣はお兄様なんて言わないしまず俺を起こすような時間に起きない

え.......じゃあ誰なんだ............

あ、わかったぞこれは夢だ夢なんだ。

そうと決まれば二度寝だな。俺は再度意識を手放そうとした

「あ.......少し起きらしたのに」

けどまだ聞こえる。その聞いたことのない声に疑問を持ってしまいなかなか寝れなかった。あぁもうややこしいからこの声の正体結衣ってことにしおこう。多分遊びかそんな感じのことだろう。


しかし、最後の一言で完全に起きてしまった


「お兄様、起きてください起きないと耳.......舐めちゃいますよ」

結衣からは聞いたことのない大人な艶々し声が聞こえた

「え?!.....ゆ、ゆい?!ど、どうした?」

目を開けると右耳のすぐ近くに結衣がいた。


「はい?」


「はい?じゃないよそ、そのお兄様って呼んだり.......なんなんだ?」


「お兄様はお兄様ではありませんか、それとも嫌ですか?。お兄様と呼んで欲しいのではありませんか?その手に持ったスマホにも書いてあるではありませんか.........」

と言って結衣が俺の手に持った今もそのページが開いてあるスマホを指さした。


「あ..........」

やっぱりそうだった、何もかもシチュエーションが合ってると思ったけど本当にそうだった。俺の今見ている小説に出てきた主人公の妹になりたい後輩ヒロインの真似だ。それとこれを見られてお兄ちゃんとしての尊厳が失いつつあります。


「えっと....お兄様は続けるつもりで?」


「お兄様はお兄様です変わることなんてありませんよ?」


「そ.....そうか....えっと俺はいいんだけど友達とかに言うのはやめておきな?」


まぁ今でもこうやって学校でお兄様とか言ったら友達になんて顔さるかわからないから結衣のことを心配してしまうシスコンですけどね。すると結衣の顔が少しうす暗くなったどうやらご機嫌斜めだとうかがえる。

当たり前だよなこんなに過剰に心配されたら気持ち悪いよなぁ〜


「お兄様のためなら友達なんていりません......お兄様のためならなんだって致しますよ」

なんかやばいことになってるぞ

ベットに乗ってくるおかしくなった妹と目が合う

くっ.....完全にあの小説に出てくる後輩ヒロインになりきってやがる。

正直可愛いいと思ってしまっている。

内心焦って目を合わせてきた妹の目線を逸らす。


「お兄様、恥ずかしがらないでください今日は休みの日、私はお兄様との繋がりをご所望します♡」


「ちょ、ちょ待って待って、本当にどうしたの!」


そんな俺の言葉も聞かず結衣は俺の胸に飛び込んできた。結衣の小柄で柔らかい体が直で感じられてきもt.........じゃなくて離さないと..........


「スゥーーハァーーおにいしゃまぁー」


結衣は俺の胸に鼻をつけて匂いを嗅いだら頬ずりをしたりしている。

最近は結衣から抱きついたりしてこなかったから知らなかったけどめちゃくちゃいい匂いもしている。


十分に匂い終えた結衣が俺の方に目線を上げて潤んだ瞳で見てきた........のは俺の補正がかかっているだけで気のせいで目線を合わせて


「お兄様.........朝ご飯ができているので一緒に食べましょう?」


なぜか分からんけど何か満足したような蕩けた顔で結衣は離れた。


「それとも、このままお兄様とイチャイチャしててもいいんですけどどうしますか?」


「おに、ち、ゃ、」

なんだ?この音

けど何故か俺は気にしなかった


「あ、朝ごはんを食べよう」


「そうですか、惜しいですが行きましょ」

それからの結衣は何かと俺の世話ができないかと尋ねてくる、


「お着替え.......手伝いましょうか?」

「歯磨き私がしましょうか?」

「食べれますか?あーんしますよ」

「お兄様、お兄様、お兄様♡」


結衣が狂ったほどにくっついてくる

まぁ嬉しくないわけではないが.............


っていつのまにか俺は押し倒されていた

少しはやくありませんか結衣さんや。

地面はリビングなのに何故か柔らかい


「はぁ......はぁ.......お兄様♡」


「はむっちゅっ♡」

結衣は俺のみみを舐めるとそのまま唇に目掛け、来た。

そして結衣は俺の最後の壁、理性とズボンのチャックを破壊してきた 

俺は最後の理性を振り絞って手を上にして.........


「ダメダァーーーーーーーーーー!」


「...................何がダメなんですか?」

妹が上にいるのに横から声が聞こえた

驚いて俺は周りを見渡す

俺は何故かベットの上にいて............


そして俺は全てを悟った

「夢オチかよ!ーーーーー」


















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