第37話 龍宮寺の実力(バスケ)



河辺のバスケットゴール




1 no 1

鷲尾は、ゆっくりボールをつく。



不敵に笑う龍宮寺



体を低く沈め、右へ一歩踏み出す。反応して右へ動く龍宮寺に対し、レッグスルーで逆に切り返してあっさり抜き去る。


その後、ついてくる気配さえないので、余裕のレイアップ・・・ボールはリングを通過する。



「うっがー!!」



龍宮寺は叫ぶ。


咲宮さんvs龍宮寺

さっき抜かれたからか、後ろ気味に守る龍宮寺に対し、リリースの早いシュートをさっと放つ。回転のかかったボールは綺麗にゴールネットに吸い込まれていく。


「なんだとぅ!」




しばらく、1 no 1を続けるが龍宮寺が勝ちそうな気配は微塵も無い。



「く、なぜだ、私は現役JKなのに!」



「いや、むしろ運動不足の俺ら社会人に負けるってヤバいぞ」

「ですねぇ」



うわああん



コートに仰向けに寝っ転がり龍宮寺は喚く。




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