第3話 見た目は猫なのに能力持ってます
朝になったら、自然と寝ていた猫達も起きた。丁度太陽が出てきた時に
猫らしく、起きたてのストレッチをしてる。大きくあくびをして、
身体を伸ばす。(これやらないとダメなのか?)
「まだ流石に起きないね、ターゲットは、特に何かあった?」
「何にも無いにゃ、ゲームしてからそのあとはずーっと寝てたにゃ」
「暇だったから、家の近くに来たカラスとかと話していたんにゃ、
あまり情報は手に入らなかったけど暇潰しにはなったかにゃ〜」
「あ、起きたみたいですよ、捨て猫作戦まで
わたくし達の存在もまだ見せない方がよろしくて?」
「まだ、見せないよ! 捨て猫作戦あるからねとりあえず
今から私の能力で人間に認識できないようにするからね
みんな私に触ってもらえる? 発動条件なのよ」
三匹は白猫に手を当てて触った。すると白猫の身体が青白く光って
三匹も青白く光った。(その時間は一秒くらいだった)
「おお〜 これで人間に見られて無いって事ですか?」
「そうだけど、人間だけだから犬とか他の生き物には見えてるからね」
「触ってもわかるのかにゃ? 試してみたいにゃ!」
「それは確認して無かった・・・ いたずらはしないでよ!」
(私の能力だけはみんなとは違って、チートなんだよねそういえば・・・)
「そういえば、監視カメラにも映りませんの? わたくし達は?」
「もちろん! 人間が作った物ですから映りませんよ、人間に認識
出来ないイコール人間が作った物も含まれますの私の能力はそう言う事
なんですのよ、おわかりですか?」
「ということは鏡もですよね?」
「はい、正解です。物分かりりがいいですね、優秀です」
「白猫さんは頼れるにゃ〜 あ、ターゲットが準備してますにゃ!」
「よし! みんな私達も気を抜かないでよ!」
ターゲットの弓鶴は淡々と学校に行く準備をしている、 相変わらず
表情に変化はない。
ここだと思い白猫さんが頼んだ。
「今なら必ず何か考えいるはず、ちょい心の声を聞いてください」
「了解です! ちょいと聞きますよ!」
また目が青白くなった、直ぐに戻るけど今度は声が聞けたみたいだ。
(自分の事かな? なんで僕は生きているんだろうってなになに⁉︎
ちょっとターゲットの事知らないで来たんだけどこれ私達の手におえる?)
「はい、みんな聞いてくださーい、ターゲットはどうやら自分の見方が
普通じゃないみたいです、なので作戦はかなり上手にしないとですね〜
かなり意味不です〜」
心の声を聞いたせいで尻尾がだらんとなった、なんとなく思った通り
では無いようだ。
「まあ、とにかく学校に行って見てもっと詳しく見てからだな!」
白猫さんがみんなを引っ張る。
丁度その時、玄関から出て来た、見た感じ変わった事は特に見られない
スマホを気にする様子もない、何を根源に生きているのだろう?
電車に乗って、その間誰とも話してない、知り合いとも会っていないからだと思うのだが。
それにしては人見知り激しいな。何か原因があるのは間違いないな。
そんな事を見ていると、同じ制服の子が集まって来た、学校はもう近い
でもターゲットに挨拶する人はいない。
そういえば、まだ弓鶴の口から声が出ていないのに誰も触れてない
話をする事が人間は当たり前だと思っているのは仕方ない・・・・・・
四匹はターゲットの学校生活を見て声が出なくなった・・・
学校が終わるまで弓鶴は一言も話さず、一言も声をかけられなかった。
先生はAIロボットなので出席は全部本人確認出来るシステムだから
声をかけることはない、話とすれば生徒間だけなのである。
「ちょっと、これは厄介かも知れないよ、まだターゲットを私達は
知らなすぎる、こうなったら少し強引に行くよ!」
(白猫さんにはもう一つ得意技がある、これはあとでわかる事)
「捨て猫作戦は実行しますので、詳細は本番にお教えします!」
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