第3話 同類とみなされ献上させられた件!
夏休み目前のある日のこと。
学園のおちゃらけDQN男子達の企画でゲームをクラスメイト全員で王様ゲームをすることが決まってしまった。
興味なんてサラサラなかったけどクラスメイト全員参加が強制だった為逃げれない(正直面倒)。
「んじゃ、罰ゲームの内容は〜(笑)」
先生に許可なく行ったゲーム。まぁ先生が居たら取り消し確定だから。
「③の奴がいつも奈良蔵で降りるニートに愛の告白をする!(笑)」
キャーキャーキャーキャー五月蝿い女子達……。男子もか。(*´艸`*)ポッ。
③って誰かは知らないけどさっさと告白すれば?
「③は誰だ?」
ああ、私も確認しないとイケない訳ね。
?
?!?!
ぇ?ウソ?!私が……③?!!
突然身体中からイヤな冷たい汗が全身から吹き出てるのがわかる。
「おいって、③引いた奴誰だよ!あ〜、男だったか?それは嫌だよな〜。だが安心してくれ!」
ぇ?もしかして告白しなくてもいい流れ?!
「骨は拾ってやる!!」
デスヨネー(涙)
落胆してる暇なんて早々と奪い去られた。
「羽根さんが③、です」
ぇ、ちょっ!?
隣に居たヲタク男子【
「ナイス、師岡!」
いやいやいやいや、私は嫌!!
「絶対のルール、ですから。でも安心してください!」
え?もしかして代行員を用意してくれる流れ?ヤダッ、今日の師岡くんが格好良く見える!
「僕も男性教諭に告白が決まってます。詰まるところ、羽美さんとボクは運命共同体!逃げられません!!」
ホント、垣間見えたのは鬼に襲われた中で必死に自分以下を探して鬼に献上する低級霊だった。この
同類を逃すものかという確固たる強い意思が伝わってくる。
……コワイ。
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