馬場馬術

 私は馬が大好きです。早いものは美しいじゃないですが、駆けたり飛越ひえつしたりする馬の姿はカッコいいです。もちろん農耕馬の圧倒的ボリューム感もポニーの可愛らしさもサラブレッドの極限もぜんぶ好きです。それにそれに、


 馬、頭いいし。


 犬猫馬牛豚などなどにやたらと接近されがちな私は動物界に生まれたほうが幸せだったんじゃなかろうかと思ったりする。いや、ないか。


 最近ではウマ娘の効果で競馬に興味が集まっていますが、そこでゴールドシップの頭の良さを知った人は多かろうと思います。仲のいい厩務員さんと再会したとき、足元の頑丈さを褒められてドスンと地面を蹴るところとか、ぜったいに日本語を理解している。そんな頭のよろしいお馬のなかでもとりわけ頭がいい……かもしれない馬が集まっているのが馬術競技です。


 これも歴史の長い競技で、紀元前に書かれた馬術書もあるレベル。マジかよ。

 今からでも間に合う視聴の仕方は、BSが見れるならグリーンチャンネルでしょうかね? お馬さんはサラブレッドより大人しくて人懐っこい子たちなのでで、乗り手にJRA出身の騎手もいるからでしょうか。いや、馬だからか?


 さて、そんな馬術の見どころは……まさしく人馬一体となって、とかもっともらしい事を言いたくなるのですが、私としては動物チャンネルをみているような気分であります。もちろん、騎手もとい選手の、見た目にはそれと分からない乗りっぷりも凄いと思いますが、私の目はサラブレッドに比して、どことなく丸っこいお馬さんに向かってしまいます。


 これ日本のメディアの良くも悪くもなところで、乗り手の方にフォーカスしがちなんですが、やれ美人選手だの長寿な選手だの、


 もっと馬の話をしろ。

 選手はもっと愛馬について語るべき。そしてメディアはもっと流すべき。

 またサラブレッドだと滅多にお目にかかれない優しそうな目をしておるのよ……。


 もちろん、見どころは他にもあります。競馬でもお洒落してる馬は多いですが、馬術もお洒落さんばっかり。また馬場馬術は人馬によるダンス競技みたいなものですから、闘志あふれる姿というより、エレガントなすまし顔が見られます。


 一方で今後の日程でやる障害馬術と総合馬術は……これはもし見たらそんときに書けばいいか。ざっくり言うと障害馬術は複雑なコースのハードル競争、総合馬術はクロスカントリーですかね。


 ちなみに馬場馬術の表彰台は上からドイツ、アメリカ、イギリスの順で、評価基準は……まぁド素人の私には馬が可愛い優先で説明できないです。


 いいんです。

 わかんないスポーツだって楽しめりゃ何だっていいんですよ! そりゃ分かれば分かっただけ奥深い見方をできるでしょうが、可愛いから見るでもいいじゃないか!


 てか、ゴリンJPとかNHKとかさあ、出場選手に人間しか並んでないんですけど?

 オリンピックで唯一の動物を使う競技なんだからさぁ、もうちょっと融通きかして出場馬の紹(略)

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