第15話 14-武術師範との稽古

 淡く青く光る霧の中から少女が現れる。白を基調とした光沢のある生地のワンピースに発色の良いスカイブルーの幾何学模様柄が裾に入っている。葵は以前も感じたが、この異世界の時代ににつかわない、未来的な印象を感じる。彼女は前回同様に単調な抑揚のない、機械的な喋り方をする。


「彼女は誰なの?」

「デイト・ア・ボットの仮の姿って言えば良いのかな?」


クーが唖然としながら、彼女が誰なのか葵に確認するが、そうだよねと言い梔子もわかっていて確認したようだ。


「あざみさん、いつもメンテナンスありがとうございます。」


 あざみはきょとんとした表情で少女を見ている、神事をメンテナンスと彼女は言っているのだろう、葵だけが理解できた。


「あざみさん、おそらく神事の事だと思います」

「あ、長としてのお役目ですので、デイト・ア・ボット様から感謝いただけることこの上なきお言葉です」


 あざみが頭では理解できているものの、デイト・ア・ボットのアバターが少女であるからか、違和感を感じているようだ。あざみだけでなく葵以外の3人も同様である、それも仕方がない伝承や歴史書に記載されている姿は、岩の巨人やゴーレムのような姿と記載されている。しかし目の前にいるのは16歳くらいの少女だ。すると、デイト・ア・ボットがその様子に気がついたのか語りかける。


「緑星グリーンプラネットの民には、このアバターは馴染みがありませんでしたね、こちらのアバターですといかがでしょうか?」


 すると少女の姿が霧に消え、霧が淡く青の光を放ち巨大にゴーレムとなった。


「デイト・ア・ボット様~!」

「なんという、神々しいお姿でしょう!」


 あざみとリュウシはゴーレムのアバターを見て拝み感動している。あざみに関しては、祈りながら泣いている。マノーリアと梔子も明らかに少女アバターの時よりも神々しく見ている。


「最高神より、先程のアバターを使用するように言われているので変更します」


 デイト・ア・ボットは、また少女のアバターに変更した。葵以外の面々は目の前の少女が、デイト・ア・ボットであることを認識したのか、少女を見る目も変わった。葵が話しかける。


「デイト様!今から加護を授けてもらえるんですか?」

「残念ながら、遠隔で加護与えることはできません。情報量が多い為、コントロールパネルへ…あなた方の言い方であれば祭壇でしたね、そちらまで来て下さい。直接接続致します。無論、神無月さんが適正は確認致しますが、いままで適正者がでなかったので、基準は下げる必要があるので、現在の授けた力は利用可能とします…」

「あ、ありがとう…」


 葵は一応礼を言うが、デイト・ア・ボットは葵ではなく、マノーリアをじっと見ている。マノーリアは神にじっと見られて、コクりと息を飲む


「な、なんでしょうか?…」

「如月さん、あなたの力を神無月さん分け与えても良いですか?」

「葵くんに役に立つのであれば…かまいませんが…」

「テスト接続は…一応済んでいるようですね。可能であれば最初は神無月さんと直接プラグインするのが良いのですが…民達は感情もあるようですし人前では難しいようですね」


 葵はデイト・ア・ボットが何を言いたいか、理解できたがさすがにそれは無理な要望だ。


「デイト様それは無理だ。現状でマニーの魔力を俺に流せるならそうしてほしい」

「神無月さんあなたはとても強運の持ち主のようですね。このもっとも確率の低い好条件を引き当てるわけですから」

「強運かどうかはわからないけど、マニーとであった事が条件が良いんですか?」

「如月さんはマルチパープルの持ち主、唯一、青星ブループラネットの民に魔力を分け与えることを可能とする民です。ましてや接続まで完了している、そうなる関係を構築できているわけですから、さらに、デバイスを作れる者との出会っているわけですから、では、そのデバイスを使用して、魔力を体内に送り込みましょう」


 デバイスというのは、転移者の柴崎が作った魔法具のことだ、マノーリアの魔力で葵は使用していた。デイト・ア・ボットは葵が魔法具を手に入れ、マノーリアとキスしたことによって、魔力を体内に取り込めるようになったと言っている。マノーリアと葵にデイト・ア・ボットは指示を出す。


「如月さん、神無月さんのデバイスに手をあて魔力を送ってください。神無月さんは、今お送りしたアプリケーションを起動させて下さい」


 葵の脳裏にリンクの時と同様に新しい魔法が使用できる事がわかる。そしてその魔法名を口にする


「マジックペネトレイト!」


 葵は、マノーリアの魔力が体内に入ってくるのを感じる。毛細血管や脳や細胞の体の隅々にまで魔力が浸透していく


「神無月さんは、魔力を生成することはできません。ポーションで回復させるか、如月さんが提供してください、生成できないので、リュウシさんから魔力循環の方法教わって下さい。マルチパープルの魔力はもっとも適正が高いはずです」


 マノーリアは葵に魔力を提供し、魔力が減ったのでポーションを飲んでいる。梔子とあざみがマノーリアを気遣っている。そのマノーリアと梔子をデイト・ア・ボットが見ている


「如月さんもリュウシさんから魔力循環を教わって下さい、もっとも適正があります。リュウシさんお願いしますね。文月さんも適正はありますね、ただ、すでに他の眷属神より、あなたには加護を与えたい旨を聞いています。その器となれるように力をつけて下さい」

「承知!デイト様、彼らに助力することをお約束します」

「あ、あの~あたしに加護を与えてくださる、神様がいるんですか?」


 リュウシがデイト・ア・ボットに誓い、梔子が疑問に満ちた表情で質問する


「文月さんは、残念ながら多くの加護得ることはできません、いずれかの眷属神の力を得ることしかできない、そして既に与えたいと申し出があるので、私の力を授けることはできません。私は青星ブループラネットの民に加護を与える物として存在しています。マルチパープルの如月さんには限定的な力を与える事は可能です。マルチパープルの民は加護を与える事はできないが、全ての神が力を授けることが可能です」

「わかりました!あたしがんばります!しかし、マニー凄いね~!」

「わたし自身ビックリしているわ!」

「では、神無月さんとみなさん、5日後コントロールパネルにてお待ちしております。」


 霧がかった森の景色が一瞬に消えて、道場前の広場へと景色が戻り、当然少女の姿もなくなっている。


「奇跡としか言えませんね…デイト・ア・ボット様のお姿をこの目で直接、御目にすることができるなんて…」

「ええ、神殿長…ですが一つ悔しい事が明らかとなってしまいましたね」

「わたしたちではデイト・ア・ボット様の加護は授かれないということですね…」


 ふたりは少し悲壮感を感じるが、あざみがリュウシに向き口を開く。


「日本の方に加護を授ける為にデイト・ア・ボット様がおられるなら、信仰するわたしたちも、神無月さんに最大の助力をいたしましょう」

「そうですね、神々が決められたことであれば覆す事はできませんからね、わずかな時間ですが彼らに、私の全てを伝授致します」

「よろしくお願いいたしますね、リュウシ師範」


リュウシが葵の前に向かい3人に話し始める。


「お三方!時間がありません、早速稽古を始めましょう!」

「リュウシ師範よろしくお願いいたします!」

「では、基本の魔力循環を覚えていきましょう!ところで、神無月さん本当に騎士長の魔力が体内に入ったのでしょうか?」

「あ~、そうですね、明らかに今までと違う感覚があります。それが魔力なのかはわからないですが…」

「では、稽古に入りましょう」


マノーリアがリュウシに声をかける。


「リュウシ師範、わたし達は教えを乞お身です。短い間ですが客人ではなく我々を弟子として扱ってください」

「わかりました。では、遠慮なくそうさせていただく」


葵は、マノーリアがストイックすぎるだろうと思いつつも、一番教えを乞お者は自分だよねと自分に言い聞かせる。稽古と言っても今日はあくまでも体内の魔力と気を感じるというものだった、リュウシが手本を見せるとリュウシが魔力を圧縮し集中させた手は体温が熱くなったり、人の体とは思えないくらい硬くなったりする。デイト・ア・ボットが言っていた通りに数時間後にはマノーリアはなんとなくコツをつかんどのか魔力循環をできるようになった。梔子と葵も2日目には魔力循環を感じるようになり、順調に稽古の成果が実を結んだ。3日目は魔力循環を意識して、ひたすら防御の稽古をする。武術の稽古ではなく、武術の防御を取り入れた試練に挑む為の訓練となっていった。短期間で成果を出す為に致し方がないことだが、かなりハードな稽古となり、毎日3人とも、稽古が終わる頃には倒れてしまいヒールをかけられ回復させられている。最終日となる今日は、リュウシとの組手をすることとなった、しかし、武術の組手ではなく、3人とも自身の武器を用いて行う、特にマノーリアと梔子は自身の武器を使うのであれば、リュウシには勝たなければと意気込み気合いが入っている。さすがのリュウシも、皇国騎士団の騎士長と斥候隊隊長を相手にする訳だから、昨日までの練習着とはいかず、武装している、軽装の左胸だけの胸当てと肩当てを着けて腕には小手のような指ぬきグローブをはめ、足にもすね当てをつけている。上着の帯にサイが2本差し込まれている。


「では、誰からいきますかな?」

「わたしからお願いいたします!」


 マノーリアが一番手を志願した。リュウシとマノーリアが広場の中央に立つ、立会人が合図と同時にマノーリアが仕掛ける。マノーリアは薙刀なのでリュウシよりも先に攻撃を仕掛けられる、遠方から魔法を放ち、リュウシの足を止め、剣技を初手から放つ。


「乱舞!月光!」


 マノーリアの放った剣技がリュウシの頭部を狙うが、リュウシは上段に左腕を構え防御する、薙刀を小手をはめているとはいえ、腕で防御するとは無謀のように見える、しかも相手は皇国騎士団の騎士長だ。しかし、マノーリアの薙刀がリュウシの左腕に当たると金属音がした。そして、マノーリアの薙刀は弾かれる、リュウシはサイを握っており、手から肘にサイの刀身を構え、薙刀を弾いていた。弾かれたマノーリアの左脇が、がら空きになり、リュウシが滑るように間合いに入り、サイの突きを放ちマノーリアの腹部に入るが、マノーリアの姿が霧散する、マノーリア得意の闇魔法のデコイをかけリュウシの背後から剣技を放つ。


「乱舞!五月雨!」


 リュウシはすぐさま、サイ2本を交差し上段に構え薙刀を防ぐ、そのまま右に下ろしサイで薙刀を抑え手前に引く、マノーリアは前のめりになりバランスを崩し、リュウシに左足を払われる。倒れそうになったマノーリアは、その反動で薙刀を軸に側転し、押さえられていた薙刀のサイのカギを解くが、マノーリアが構える前に、リュウシがサイの持ち手を変え剣先で突きを放つ、マノーリアはバックステップと同時に土魔法で砂を舞わせて姿を消す、次の瞬間に支獣のアリスが砂煙から現れ光魔法で攻撃する。マノーリアもリュウシの強さから支獣の援護を必要としたのだ、リュウシは防御のまま一度間合いを取り構える。


「奥義!紫炎!」


 リュウシが奥義の紫炎を口にすると、リュウシの体の周りから紫の炎のような揺らめく何かが見えはじめる。次の瞬間マノーリアめがけ走りだす、そのスピードは人とは思えない速さだ、リュウシは犬耳シェンイヤの持ち主で亜人耳の中でも嗅覚の鋭敏さと俊足であることが有名であるが、それを更に上回る速さだ。アリスが魔法で攻撃するが、リュウシの速さが上回り当たらない、この速度で攻撃されればひとたまりもない事を感じたのか、マノーリアは距離を詰められないように魔法でリュウシに攻撃する。


「つ、強い…」


 マノーリアがリュウシの強さを体感し声を漏らす。魔法ではリュウシに当てられず、勝つ為には薙刀の攻撃範囲に入らなければならない、マノーリアはまた砂煙に身を隠して、アリスと共に攻撃を仕掛けるマノーリアとアリスが4人になり、まともやデコイであろうが、どれが本物かは見分けがつかない、リュウシが防御体制に入り、マノーリアとアリスの攻撃を一方的に受ける。


「マニーが優勢か?」


 葵が独り言のように呟くが梔子が拾い返答する


「あまり攻撃が通ってないように見えるよ、師範を良く見て!」


 梔子の発言に葵はリュウシを良く見ると、マノーリアとアリスの攻撃を全て防御しており、ダメージを受けていない、リュウシはひとりのマノーリアの薙刀をサイで押さえ、背後にいるマノーリアの脇腹へ回し蹴りを当てる、背後にいたマノーリアが霧散し、目の前のマノーリアが本物と確定し、サイの剣先を首の動脈へ当て勝負が決まる。


「師範ありがとうございました。」


 マノーリアは悔しい顔をしながらもリュウシに礼をする。


「マノーリア!さすがに騎士長であるというところだ、わたしに奥義を使わせるだけの力を持っている」

「お疲れ~!マニー!仇はわたしがとってあげる~!師範お願いします」


 リュウシはポーションで回復させて梔子との組手の準備をする。互いに広場の中央へ歩きだし向き合う。リュウシはマノーリアの強さからか、梔子は最初から奥義紫炎の状態で構える。合図と共に両者は接近し、リュウシと梔子は双方ともに近接戦闘を得意とする上に、亜人耳同士の為、魔法なしでも、アクロバティックな闘いをしている。梔子は跳ねたり飛んだりと身をかわす。リュウシは俊足を生かした闘い方をする。サイとショートソードのぶつかる金属音がするものの、その刀身は葵達のところからは見えない、武器さばきが両者とも速いからだ。すると弾くような金属音だったものが、一度カキーンと長音の金属音がし、両者の数メートル脇に一本のサイが突き刺さる。梔子のソードブレイカーに弾かれたのだろう、一度リュウシの闘い方を見ていた梔子が皇国騎士団のメンツを取り返す、しかし、リュウシの真骨頂は自身の身を武器とするもの、一本のサイを弾いた程度では揺るがない。リュウシは梔子のショートソードを一本のサイでかわし、左の手足の攻撃で梔子の脇を集中的に攻撃する、梔子が剣を振り下ろす瞬間にタイミングがあい、梔子の脇腹にリュウシの拳がめり込み勝負がつく。梔子は腹を押さえうめいている。マノーリアが近づきすぐにヒールをかける。近接戦闘だった為、マノーリアの時よりも早く勝負がついた。


「ありがとうございました!悔しい~!!」


 梔子が子供のように地団駄を踏む、リュウシは梔子に組手の感想を口にする。


「サイを弾かれた時はヒヤヒヤさせてもらった!梔子もマノーリアに負けない斥候隊隊長だな!皇国騎士団は充分に強者揃いだ、そなたの兄上も鼻が高いであろう」

「師範は、兄とお知り合いなのですか?」

「鳳凰白檀殿は、たまにこちらに来られるのだよ、何度か手合わせをさせてもらった、さすがに加護持ち相手では、わたしもふたりのようにはいかなかったさ」

「団長が確かに言ってました。俺が本気で稽古できる相手は、わずかしかいないとかって」

「わたしにも、そう言って手合わせを依頼された、王国のベルガモット団長も白檀殿にこちらに良く呼ばれて稽古されていた。後もうひとり…これはお忍びの方だったな…口が過ぎたな」

「ベルガモットお兄様もお強いですからね、白檀お兄様の自由奔放で副団長が頭抱えるのがお姿が用意に想像つきますね~」


 マノーリアが従兄のベルガモットを称賛し副団長を哀れむ


「ベャク兄がたまにいなくなるのはそういう事だったのね!」


 支獣に乗ってひとりでくれば、それほどかからないだろう、白檀の支獣はフクロウなので山脈を越えられないにしても飛んでる分早い、この神殿で各国の猛者が修練をしていたのだ、お忍びというのはおそらくハリーの事だろう。ポーションをのみ終えたリュウシが葵に声をかける。


「葵!やるぞ!今のはなしでわかった通り、わたしは加護持ちとも稽古をしている、気兼ねなく加護の力を使いなさい」

「わかりました、加護使わなければ俺が勝てる訳がありませんから!容赦なく使わせてもらいます!」


 ふたりは広場の中央へ歩きだし向き合う、リュウシは先程と同様に奥義紫炎を既に発している、葵にも手をぬくつもりはないらしい、合図と同時に葵は加護の力でクラッシュロックを放ち、無数の矢じり型の岩がリュウシめがけて放たれる。リュウシは防御しつつ距離を縮めようとするが、途中で足が鈍くなる、葵がグラビティコントロールをかけたのだ、しかし先日のオーガと違いリュウシは地面に張りつくことはなく耐えている。葵は動きを止めたリュウシに加護の剣技を放つが刃が通らない


「硬い…」

「せぇーい!!」


 リュウシは、自分にグラビティコントロールをかけられている事を逆手に取り、身を投げるように、葵めがけて浴びせ蹴りを食らわす。葵は左手を上段に構えて、ガントレットで受けるのと同時に、グラビティコントロールでリュウシにかかる重力を軽くして威力を抑えるが、リュウシもそれを読んでいたのか、サイの剣先で葵の胸に突き立てようとする。葵は加護と魔法を交互に放ち改めて距離を取る。そこからはリュウシの攻撃を葵が加護の力で回避し葵の攻撃をリュウシが奥義の力で防御する。


「葵…なかなかやるわね」

「加護の力を使っているとはいえ、師範にここまで互角に渡り合うなんて」

「それだけ、加護の力は偉大ということでしょう、使いこなせている神無月さんも優秀な方なのでしょうが…」

「あざみさん」


 神殿長のあざみが自分の職務を終えて来たようだ。3人が固唾をのみながら見ていると、葵が距離を取りリュウシにグラビティコントロールをかけて足を止め剣技を放つ、リュウシが再度浴びせ蹴りを食らわすが、葵はグラビティコントロールを解かず後方に下がる。リュウシは行きよい良く地面に足が埋まり、体制を整える前に葵からダガーが投げられる、リュウシがサイで弾くとダガーは霧散する、葵も闇魔法のデコイを使用したのだ、しかもダガーだけにかけていたのだった、葵はその瞬間に間合いを詰めて剣先をリュウシの胸元に当てようとするが、リュウシは腕で防ぎもう片方の腕にはサイの剣先で葵の胸に突き立てる、しかしそのリュウシの首もとには、葵が左手に握ったダガーの刀身が光っている。両者相討ちとなった。


「見事だ!葵!」

「やった~!葵!師範と引き分けだよ」

「おめでとう!葵くん」

「リュウシ師範ありがとうございました。マノーリアとクーが先に師範とやってくれたから、いろいろ作戦を考えられたからね」

「応用が利かせられる知恵があるのは強くなれる証拠だ、葵!自信を持て!」


 リュウシが葵に握手を求め葵もそれに応える。明日はいよいよ試練に挑む日となるのであった。

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