第4話 違和感
夕暮れ時……しかも、人通りが
『これは濡れ衣だ! 俺は無実だ〜!』……と叫びたい気分だった。
……唯一の救いは、女の子の方から抱きついて来た事だ。
……急いで女の子を引き離すと、その子はばったりと道に倒れ込んでしまった。
そう……この子は俺に抱きついたのではない。
気を失って倒れちゃったんだ〜!
「おい!
女の子のお腹から『グウゥ〜〜ッ』という音がした。
……この子……腹が減ってるだけぇ〜!?
安心した俺は「なんだ……腹が減ってるのか?」と話しかけた。
女の子は弱々しい声で
「わ、
と言った。 ……可愛らしい声だが、ヤケに
『惑星が3回自転』? 小学校で習った記憶が……。
……!
「3日も食べて無いって事か!? そりゃ倒れるよ! すぐに何か食べないと!」
気付くと、俺たちの周りには、野次馬が集まっている。
俺は自分の痛みも忘れ、愛想笑いを浮かべ……
「スミマセン、お騒がせして……。 腹が減って
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