第10章 絶対防衛圏
第1話 転戦
「……で、その『うってつけの人類』と言うのは、
……と、俺が情報参謀に聴くと……
「総司令の『住宅管理者』の『子孫』です」
『住宅管理者』? あ、大家さんか!
大家さんの『子孫』……そう言えば、以前……
『……「可愛らしい妹さんだな。 オレの孫も可愛いぞ! 今度遊んでやってくれ」 ……と言い残し、上機嫌で去って行った』(第2章『願望』 第2話『ユイ』をご参照下さい。)
……って事があったっけ……。 大家さんのお孫さんの事かな?
「『矢主 建造』氏の子息の娘に当たる『矢主 佐奈』氏です」
……!
やっぱり! ……俺は
「その子も、何か『懸案』があるんですか?」
「はい……」
情報参謀が言うには、大家さんの孫『佐奈』ちゃんは、中学三年生。
佐奈ちゃんは地味で目立たない女の子で、すっかり自信を無くしており、受験勉強にも身が入らず、毎日、ネット小説を読んで、自分の世界に入ってしまっている……との事。
そんな時に、佐奈ちゃんは、何と! 落合さんの『
……そうかあ!
……世界は広いようで狭いなあ……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます