第11話 絶叫
俺が再び、ユイを引き倒した。
「時間が無い! 兄! 死ぬ気か!」
ユイが泣き叫ぶ!
俺は、ユイをしっかり抱き締めて、こう叫んだ。
「ユイ! 落ち着け! ……俺には『司令徽章』があるから護られている! それより、ミサイルの処理方法を考えろ!」
「それは、あたしも考えた! しかし、どの方策も被害が出る!」
……『被害』……?
ミサイルの被害……それは、激しく当たって爆発するから起きるんだ。 ……軌道を変えても『爆発』する限り、
ユイが自分を犠牲にしてまで『細胞配列変換』する……と言っているからには、爆薬を何かに変換する方法が他には無いのだろう。
……と、なれば……『あの方法』しか……ない。
既にミサイルは、その機体がはっきりと目視できる程、接近している!
俺は、ユイを抱いたまま、大きく息を吸い込んだ! そして……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます