第5話 国籍不明機《アンノウン》
19:40
中部航空警戒管制団、
その報は、
「『FREE LOCK』より、緊急連絡! 国籍不明機が太平洋上空に出現! 高度9000、約100ノットで西南西に飛行中! 約50マイルで領空に到達します!」
…池村首席管制官が
「100!?……えれぇ遅く
……と独り言を呟いた。 レシプロ機でさえ、200ノットは余裕で出る。
レーダーの軌跡は、定規でも当てたかの様に直線を描き、それは東京を目指しているようだった。
「領空侵犯の可能性大! 通告を開始せよ!」
池村一佐の指示で、管制任務の武田士長が、日本語、英語、中国語……その他、複数の言語での通告を試みるが、
……管制室では、緊急報告を受けた伊丹司令ら幹部が緊張の面持ちで
「
その連絡を聴いた伊丹司令が、決断を下した。
「F-350A、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます