第11話 超弩級砲雷命中!
談笑している流れで長瀬が……「実は俺、ユイ大将とサバイバルゲームをやっているんですが、
……と『第二次
ユイは綿あめを指でぎゅうぎゅう固めながら「あの
藤岡さんは「俺は、インドア派だから
長瀬は目を輝かせて「コレ出来るなら、コレ出来ますよ〜! 今度是非やりましょう! ね! 閣下!」 ……最初のコレはコントローラー、次は銃を持つジェスチャーだ。
「ふむ! コレは良いぞコレは!
長瀬が「そうか〜、
「コレなら知ってるが、コレは知らん」
……って、頼むから、これ以上『コレ』って『指示詞』使うの
長瀬が軽く俺に目配せした。 ……いよいよ、敵中枢に斬り込むようだ。
「皆さんは、お休みの日って何なさってるんです? お暇ならコレ、やりましょうよ〜」このコレは、コレだ ←役割放棄
藤岡さんが「お前、Web小説書いてんだよな」…と、落合さんに向って言った。
落合さんは「やだ、恥ずかしい…」と下を向いた。
伏兵、青木さんが、ゲリラ戦を仕掛ける!
「Web小説って、楽しそうですよね! 私も興味あります。
長瀬分隊は外堀から埋めて行く戦術を得意とする。 そして、ガッチリ固められた包囲網からは、
「……実は、会社で真子ちゃんの小説を読んだ事があるのは私だけなんです! すっごくハラハラして、面白いんですよ! ……ないしょなのが惜しいんですけど。」
青木さんが「私も読みたいな〜。
長瀬が、もう一度、俺にアイコンタクトして来た。
敵総大将の
俺も、長瀬分隊の誘導尋問のコツを掴んできた。 よし、参戦!
「……そんな風に見えないですよ…… スマホなんて最新機種を両手で
「無理です〜! パソコンのキーボードだって、見ながら打ってるんですから……」……と困り顔をした。 もう、どんな表情もブロマイド級(←死語)に
いよいよ、王手、チェックメイト、ビンゴ、UNO、投了? 、詰み? 、あと何があったっけ?
「……この時代に、機械がお嫌いだったら、お休みとかって、何をされてるんですか?」
「私、趣味が無くて……。 皆さんが羨ましいです……」
「
……落合さんは俺たちの方に身を乗り出して
「
「その皆さんも、是非食べさせて欲しいです〜」……と、つい口から出た、俺の心からの声が面白かったのか、一同大爆笑になった。
その時、青木さんが、俺の第一功を上回る、大量破壊兵器並の超弩級砲雷を
「
「はい、連絡用にLINEは良く使ってます!」
「交換させて頂いて良いですか? 落合さんの小説も是非読みたいですし…」
俺も「俺たちも、交換して良いですか? ……是非ご馳走になりたいです!」と、流れに乗る。
ユイが一言……「兄は良く食うから、量は多めに
俺が「ユイも来るなら、倍量でお願い致します」……と頭を下げた。
そんな俺が、ユイの肘に脇腹を素早く正確に突かれ、四~五日ズキズキ痛む
……流石は司令官に昇り詰めただけの事はある。相変わらず、良い突きだったぜぇ。
……
付け加えると、青木さんと落合さんはWeb小説の事で盛り上がり、二人で遊ぶ約束をしていた。 長瀬と藤岡さんは意気投合し、ユイも含めて、来週サバゲーに行く約束をした。
俺は、旅行先の鷹音さんとLINEでやり取りする約束をとりつけた。
ついに、事態が大きく動いた。 夢のようだが、夢ではない。
まあ今回は、お賽銭を奮発したので、神様には
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