(5)

この世界でも警察署というのは点々と存在している。

しかしながら、この大都市メトロポリスでには、総本部でありもっとも世界的で難しい事件を扱う本部がある。


それが、マアトと名付けられた警察達の本部組織だ。

そしてクロノ達はその中でも特殊な任務を遂行する部隊であり、署内でもその顔を見たことがある者は少なかった。


「では、帰ろう。」

マイル上官の指揮の下、栗色の髪の青年がついて行く。

上官は背が高く、逞しく短髪で銀髪の髪をしている。


「上官、さきに帰っていてください。後から戻ります。」

クロノは二人にそう声をかけた。


「わかった」

上官が返事をし

「気をつけてくださイね」

青年がそう言葉を残し二人は引き上げていった。


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