(4)

警官達は任務が終わり署に戻っていく、ここはこの世界で最も大きい都市、メトロポリスだ。

そして、警官達は警察の中でも特殊な世界警察(いうなれば国家警察)であった。


「しかし、こんな都市規模の事件にかり出されるなんて、世界警察も暇になったもンですね」

髪が栗色の天使の青年がそう言うと、すかさず反論が入る。

「どんなことでも、事件は事件だ。世界警察だからひいきされるべきとは思わないが」

先ほどのマイル上官が部下の者を叱責する。


「マイル上官、では私たちは本署に戻りましょう」

クロノと呼ばれる少女の警官がそう声をかける。


「ああ、そうだな」

マイル上官はそう踵を返した。

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