第5話 秘密と自由

先月、私が考えていたことと共鳴する一節を読んだ。


はっきりと覚えていないが、基本的な意味は「私たちが好きなのは、その人自身ではない。私たちが好きなのは、そのコンセプトである」だそうだ。


すべての人間は、他の人にとって深い秘密と謎である。


夜の大都会に入ると、どの暗い家も自分の秘密を封じ込めているような気がする。


どの家のどの部屋にも、それぞれの秘密が隠されている。


私に困らせたコンセプトは、おそらく、彼が彼であることの秘密、謎、神秘性だ。その存在に私が知っていない多くの部屋がある。


知りたいという気持ちをやめたら、自由になれるかもしれない。

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漠然とした日記 シン @2pcafe

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