友情と愛情の区別がつかない
まえがき
いや~~~懐かしいものが出てきたものです。
懐かしいと言いつつもいつ書かれたものなのかは実は不明なんですけど。多分、中学1年生の秋とか冬とかそのへんだと思います。タイトル通りの感情が芽生え始めたのがそのへんなので。中1の秋、彼女に出会って、仲良くなって、特別な感情に動揺するありのままの私です。文章自体は短いものですが、初めて真剣に彼女に対する感情について向き合ったものなのではないでしょうか、多分。思い出深いものです。彼女が同性でありながら私にとって誰よりも特別な存在なんだと、私が私を認められるまでに、相当の時間がかかりました。そんな新鮮かつ感慨深い文章です。
友情と愛情の区別がつかない。
現実と妄想の区別も。もう生きているか死んでいるかさえ、だんだん分からなくなってくるような気がする。
彼女のことが好きだ。
ここのところ、会えない日中もずっと彼女に会いたいと考えている。
あの子、私に1番話しかけてくれて、考えてることはすごく大人だけど、まだ小学生だから、汚いことをなんにも知らなくて、とても純粋で。一緒にいて楽しいし、何よりあんなに美しい大人は他にいないんだ。永遠に一緒にいたいとさえ思う。
だけど、これは愛情じゃない。自分で断言できる。いや、しなくちゃいけない。
これは、決して愛じゃない。
性的な目で彼女を見たことは1度もない。むしろ性的な目では見たくないんだ。だから愛情じゃない。…だけど、とにかくいつも会いたくてたまらない。どんなに死にたくても、彼女に会えばなにか変わるかもしれないと思う。あの子は私にとって不思議な力のある存在。とにかく惹かれる。好きだなって思う。愛情ではない、けど友情でもない気がするんだ。もっと上の、間の何か。全然わかんないな。
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