第2話 決めれるよ
まあでも、君が死んでしまってこれからどうするか考えないといけない。
そうだ僕は死んだんだった。
記憶はないけど。
死んで、これからなんてあるの?
あるよ。
転生するか、このまま消えてなくなるか、それかあの世に行くか。
どれが良い。
どれも嫌だった。
どこかにいくのも消えるのも生きるのも。
君の自由だよ。
決められないよ。
今までもずっとそうだったんだから。
決めれるよ。
自分の事だろ。どれだけ時間が、かかってもいいよ。ここには君を急かす奴なんていない。
君に必要な時間が好きなだけあるから。
何時間もかかるかもしれない。
何日も何年もかかるかもしれない。
それでも。
それでもいいから。
分かった。考えるよ。
僕は、自分がどうして死んだのか本当に思い出せなかった。
また人生をやり直すのもいい。
でも、また辛い目に会うのは嫌だな、でも死ぬにはあまりにも惜しいよ。
したいことなんてないと思ったけどそれでも、あの世界は知りたいことばかりだった。
今考えれば学ぶことが僕のしたいことだったかも?
でも僕が何かをしれたからといってそれは誰かが知ってることにすぎなくて僕は何番も後なんだよな。
やっぱりするなら新しいものを想像する方なんじゃ、でも、それにも知識がいるし。
生まれ直すはないな。
したい事はつきないけど特別胸を躍らせるほどのことは何も無かった。
あのさ神さま。
このまま消えるてのは、何なの?
神それはそのままだよ。
魂はいつか必ず流れの中に戻るんだ今はそれをしてないだけで戻るなら、それでもいい。
戻るということは、僕も元はそこにいたの?
神いたさ。絶対に
君の魂を外に弾いた神様がいたんだろうな。
じゃあ神様が関わるまでは、ずっと流れの中なんだ。
神そうだね。
なら僕は、消えるわけにもいかないかな。
自分の意思で出入り出来るならまだしも、勝手に出されて何かさせられるのも嫌だ。
神 滅多にないことだけどね。
魂の数なんてずっとずーと。増え続けてるのに。
それを意図的に変えるなんて。
僕 よく分からないな。戻るんじゃないの?
神 いや、気にしないで。難しいから。上手く説明できない。
僕 そっか。でも、消えたくはないから。
神 それなら、あの世に行くの?
僕ってどっちなんだろう?
神 どっちとは?
僕 だから、あの世といえば、天国か地獄じゃん。
神 ああ、そう言う。
あのね天国とか地獄とかは無いんだよそんなの。
生まれ変わるとしても記憶は消すんだから地獄に行って罰しても意味ないよ。気持ちの問題じゃ無いんだし。 そして、天国も必要ない。
僕 その心は。
神 えっ。
僕 そのこころは、
神 生き物には完全な善なんてないから。
仮に天国があったとしてもそこに行ける生物は誰もいないはずだよ。
だからね、あの世なんて言い方をするけども、君の体が求めてる所に行けると思った方がいいよ。
自然に身を任せるみたいに。
でも、記憶はありません。あの世に行けば。
僕 それじゃあ、意味がないね。
僕が求めてる所なんてぜひ、行ってみたいけども。
それは僕が1番知りたかったことなのだから。
でも記憶がないんじゃ理解できないじゃん。
神 いくら何でもこれ以外の選択肢はないよ。
さあ、どうする。
僕 嘘つき。急かすなよ。
神 急かしてないよ。心外だな。僕を神さまって呼ぶけど別に僕はそんなにすごくは無いんだよ。
僕 そうなの。(びっくり‼️)
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