第40話 共同壊滅作戦8
「なっ何が起こる!?」
タクマと口鬼は再度臨戦態勢に入るが、そう長くは戦える力は残っていなかった。
「ちっと待ってよー。在庫切れだったんじゃねぇの!?もう追加が納品されたんか・・・」
「口鬼、冗談言ってる場合じゃないって。あれを見て見ろ、やばいぞ」
地面に無数に散乱している餓鬼に寄生されてしまった人たちの死体が動き出した。
「ギャー。ゾンビ! ゾンビ! ゾンビ! ゾンビ! キモイー 無理―!!!! タクマー何とかしてくれー」
口鬼はホラー映画が苦手で、本当に怖がっていたのであった。
現れた死霊はおおよそ50体、死霊が唸り声を発しながら徐々に近づいてくる。
「おいおい、囲まれちまったぞ」
「なぁタクマ、最近のゾンビって超高速移動するって知ってるか?」
最初はゆっくりだ動いていたが、数体の死霊が高速で飛び掛かってきた。
「ほらぁ、こいつら最近の高速移動のタイプじゃん」
『バンっ バンっ バンっ』
銃声が響くと同時に、死霊の頭が次々に吹っ飛んだ。
「大変ながらくお待たせいたしました。池袋からはるばるやって参りました」
死霊の背後に池袋隊の五行陰陽師参番隊、
「助かった・・・貴僧坊さん、月ヶ瀬さん」
「後は任せな。二人はゆっくり見物でもしといて。ほらっ」
貴僧坊は缶コーヒーを2缶放り投げた。
「いくぜ!一気に片づけるぞ。」
死霊をかいくぐり、二人守るため四方で囲み、一斉に攻撃を開始した。
池袋隊のメンバは重火器、武具に精通していたため、呪術や特殊な肉体での戦闘はしないのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます