国生みの島、淡路。伊弉諾尊（いざなぎのみこと）と伊弉冉尊（いざなみのみこと）が天沼矛（あめのぬぼこ）で下界をかき回し、日本で最初に生まれた島。

『伊邪那岐（イザナギ）』本部はこの島にある。

『伊邪那岐』とは神々の力を授かる８人の始まり人間の組織である。

古（いにしえ）の時代、伊弉諾尊（いざなぎのみこと）が伊弉冉尊（いざなぎのみこと）を死に追いやったカグツチを切り殺したときの血から生まれた神々の力を引き継ぐ８人の始まりの人間で千年以上生きている。

国を守るためその後の人間に様々な術式を伝え、伊弉冉尊（いざなみのみこと）が黄泉の国で産んだ始まりの鬼の一族『八閻山（やえんざん）』と彼らが放つ鬼や魑魅魍魎（ちみもうりょう）と戦っていた。

その術式を使う者は後に『陰陽師（おんみょうじ）』と呼ばれ、安倍晴明（あべのせいめい）、源頼光（みなもとのよりみつ）らもこの『伊邪那岐』の倒鬼部隊（とうきぶたい）として戦っていた。

『伊邪那岐』は現代でも存在しており秘密組織として、今だ蔓延（はびこ）る魑魅魍魎の残党を始末し、宿敵『八閻山』を監視していた。

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