第13話

 絶対安静の二日間を終え、残りの三日は軽いリハビリをして過ごし、退院日はあっという間にやって来た。


「よし、準備できたな」

「きゅー」


 この世界に来てからもずっと着用していた、元の世界の学校の制服に着替える。ハクアにもらった白いコートも着ようか悩んだが、ここは最初の村や関所の辺りよりも気温が高いらしい。


「せっかくハクアから貰ったコートだけど、着てたらさすがに暑いよな」

「きゅっ! きゅー!」


 コートをカバンに仕舞おうとしたのだが、エルがなにかを訴えかけている。残念ながらドラゴンの言葉は龍太には分からないので、なにを伝えたいのかは不明だ。

 ただ、コートのことについてなにか言いたげにしている、ような感じが。


 と、そこで思い出した。たしかこのコートは魔導具のひとつで、温度調節の機能が付いてるのだったか。

 だったら外の気温とか気にしなくても大丈夫っぽい。エルもそれを伝えようとしてくれていたのだろう。


 指でエルの頭を撫でてやると、嬉しそうに喉を鳴らす。

 ブレザーの上から白いコートを羽織れば、病室の扉が開いた。五日ぶりに純白のドレスを着たハクアだ。やはり彼女には、その姿が一番似合っている。


「リュータ、エル、お待たせ。行きましょうか」

「おう」

「きゅー!」


 カバンを背負い、二人と一匹で病室を出る。どうやらクローディアの計らいで、受付での細かい手続きは必要ないらしく。お世話になった看護婦さんに挨拶だけして、病院を出た。


「なんか、いかにも温泉街、って感じだな」


 中心に川を挟んだ道路は、北へ向かうにつれて緩やかな上り坂となっている。その頂上には、首都コーラルを象徴する宮殿が。

 道路沿いには木造の和風建築。目に見える範囲でも和菓子の店や喫茶店などが並んでいて、現代の街だと言われても疑わないだろう。

 ただ、現代と決定的に違うのは、やはりドラゴンの存在だ。

 軒下で丸くなり欠伸をしているドラゴンもいれば、バイクの運転手の肩に止まってるドラゴンも。みんなエルと同じか少し小さいくらいのサイズだ。


 病室の窓からも見ていたが、こうして同じ目線に立っていれば見え方は違ってくる。そこにいる人々が、より身近に感じられる。


「そういや、車とかバイクってなにで動いてるんだ? やっぱり魔力?」

「半分正解ね。小さな魔力炉心が積まれていて、それが電気を生み出しているの。その電気が燃料になるわ」

「電気自動車……めっちゃエコだ……」


 まあ、異世界に来てまで温暖化がどうの排気ガスがどうの、なんて話は聞きたくないし、エコなのはいいことだけど。


「さ、まずはクレナのところに向かいましょう。ジンもそこにいるはずだから」


 ハクアは場所を知っているのか、迷いのない足取りで坂道を登っていく。その隣を並んで歩きながら、街をキョロキョロと見回した。

 やはり、どこからどう見ても異世界っぽくない。小さいドラゴンがいるくらいで、それだって猫みたいなものだ。


 木造の和風建築はまだ目を瞑れるとして、車やバイクがダメだ。異世界といえば、もっとこう、中世ヨーロッパっぽい感じじゃなかったのか。せめて馬車だろう。


 などと思いながらも、街を北へ北へと進む。標高が高くなるにつれて、木造だけではなく普通にコンクリートっぽい建物も見えてきた。しかし、背の高い建物は未だに宮殿以外では見受けられない。高くても四階建て、地上十メートル程が精々だ。


「こっちの世界って、城より高い建物作ったらダメ、みたいな法律でもあるのか?」

「と言うよりも、あまり空を侵さないようにしているの。ほら、宮殿の方を見て?」


 不意にハクアに手を取られ、思わずドキリとする。だがハクアの方に他意があるわけではないようで、龍太の体内の魔力を使って、術式を構成していた。

 龍太の視力が強化され、離れた宮殿までを見通せる。


 いきなり視力が良くなったものだから一瞬混乱したが、それを悟られたくなくて平静を装う。言われた通り宮殿の方をジッと見ていると、そこから大きな影が飛び立った。


「ドラゴン、か?」


 背中の翼を目一杯広げて、青空へと飛び立つドラゴン。首のあたりに人間を乗せて、そのまま東の方角に飛んでいった。


「首都や城都では、ああやってお城からドラゴンが飛び立つの。だから自然と、背の高い建物がなくなるのよ。他にも街中で戦闘になったりしたら、どうしても邪魔になってしまうでしょう?」


 人間がドラゴンと共存する中で生まれた、暗黙の了解。というよりも、文化ルールというべきか。

 明確に法律で制定されたわけではないが、ドラゴンと共存する上で、建築職人たちは背の低い建物を追及したのだろう。その結果、主要な都市では高い建築物が淘汰されていった。

 これは元の世界にはない、この世界ならではの発展だ。


「ところでリュータ、体は大丈夫?」

「……? そりゃまあ、退院したんだし、怪我もほとんど塞がってるから大丈夫だぞ?」


 このタイミングでその質問の意図が分からず、首を傾げながらも答える。

 たしかに完治したとは言えないが、傷自体はもう塞がっていた。今すぐに派手な運動は出来ないし、軽くリハビリも必要かもしれない。ただ、こうして歩いている分には問題ないのだ。


 しかしハクアが聞きたいのは、怪我のことではないらしく。


「魔力欠乏に陥ってから五日。普通、今のタイミングで魔力を使うと、体にそれなりの負担が掛かると思うのだけれど」

「って言われてもな。別になんともないぞ?」


 ていうか、負担が掛かるって分かってて魔力使ったの?


「異世界人だからかしら……それとも、誓約龍魂エンゲージの影響……?」


 なんともないんだし、別にそれでいいんじゃないのかな、とか思ってしまう龍太は、きっと楽観的すぎるのだろう。

 怪我以外の体の不調は特に感じられない龍太は、ぶつぶつと考え込むように呟くハクアの後ろをついて歩きながら、もう一度空を見上げた。


 ドラゴンの姿はすでにどこかへ飛び去ってしまっているが、その代わり、小さな影がひとつ。強化の切れた視力ではそれがなんなのかまでは分からず、目を凝らす。


「なあエル、あれ、なんかこっちに向かって来てないか?」

「きゅー?」


 影がみるみるうちに大きくなって、やがてその全容があらわになる。

 その正体は、空飛ぶホウキにしがみついた女の子……?


「どいてどいてぇぇぇぇぇ!!!」

「ハクアっ!」

「え?」


 一直線に地上へ突っ込んできたホウキ。咄嗟にハクアの手を取って抱き寄せれば、ホウキは勢いよく地面に激突した。ハクアがあのまま歩いていれば、確実にホウキとぶつかっていただろう。

 煙が舞い、腕の中でケホケホと咳をする声がする。それで自分のしていることを理解した龍太は、急いでハクアから体を離した。


「わ、悪い!」

「いえ、ありがとうリュータ。考え事をしていたから危なかったわ」


 赤面して謝る龍太に、ハクアは柔らかく微笑んで礼を言う。

 咄嗟のこととは言え、女の子を、ハクアを抱きしめてしまった。なんかめっちゃ柔らかかったしいい匂いしたし、女の子って不思議だなぁ。


 なんて、いつまでも惚けているわけにはいかない。煙が晴れた先を見やると、そこにはやはり一人の少女が。ブロンドヘアの上にはキャスケット帽子を乗せた、小柄な少女だ。160に満たないハクアより、さらに小さいのではなかろうか。

 そんな少女は、上手く着地できなかったのか地面にぺたんと尻もちついて、ホウキは少し離れたところに落ちていた。


「いてて……ああもうっ、どうして言うこと聞かないかなぁこのホウキは!」

「あの、大丈夫か?」


 声をかけると、面白いくらい過剰に肩を震わせた。恐る恐るこちらに振り向いて、しかしその瞳はなぜか、キラキラと輝いている。いや、ギラギラと燃えている、といった方が適切だ。


「もしかして、アカギリュウタさんと白龍ハクア様ですか⁉︎」

「まあ、そうだけど……」


 やたらぐいぐい来る少女に若干引きながら、ハクアと顔を見合わせる。

 知り合い? 知らない子よ。

 アイコンタクトだけで短くやり取りを交わして、いっそ感動した様子の少女に視線を戻した。


「申し遅れました! あたし、フリーのジャーナリストをしてるヒスイと言います! こう見えてドラゴンです! 先程はすみませんでした、お怪我はありませんでした?」


 フリーのジャーナリスト。

 そんな輩が二人になんの用があるのか。僅かに警戒しながら、ぺこりと綺麗にお辞儀するヒスイをジッと見つめる。


 あまりにもあからさまに警戒しすぎたのか、少女は体の前で両手を振った。


「あ、警戒しないでください! あたし、こう見えて界隈では有名な記者なんですよ! クローディア様が異世界人と白龍様を連れ帰ってきたって聞いて、しかも今日が退院日だってことも掴んだので、お二人を探してたんです!」

「それで警戒解くと思ってんのか……」

「きゅー……」

「ま、まあ、悪い子ではなさそうじゃないかしら……?」


 エルと揃って白い目を向ける。これにはさすがのハクアも苦笑い。けれどフォローしてあげるんだから、やっぱりハクアは優しいなぁ。

 じゃなくて。


「その記者さんが、俺たちなんかになんの用だよ。取材されるようなことはなにもねえぞ」

「いえいえ、ご謙遜しないでください! 異世界から迷い込み、中央大陸最北端、始まりの地から旅をしながらこのノウム連邦にやって来た! しかも創世伝説に登場する白龍様と二人三脚で! あたしのジャーナリスト魂が、あなた方に密着取材しろと囁いているんです!」


 なんでそんなことまで知っているんだ。

 たしかに、クローディアにジン、クレナの三人にはこれまでのことを話しているが、逆に言えばその三人にしか話していない。

 果たしてどこからネタを仕入れてきたのか。龍太の警戒は高まるばかりだ。


「いやぁ、ホウキが言うことを聞かなくなった時はどうなるかと思いましたけど、こうしてあなた方に会えたんですから、やっぱりあたしってツイてますね! ということで、今日から暫く密着取材! お願いします!」

「どうする、ハクア?」


 警戒していることもそうだが、全く予想だにしなかった展開に困惑もしている。尋ねた先のハクアも、困ったようにまなじりを下げて苦笑していた。


「どうしましょうか。この子が嘘をついていないとも限らないものね」

「だよなぁ」

「そんな! あたし嘘なんてついてませんよ!」


 これはないと思うが、ヒスイがスペリオルのメンバーという可能性だって考えられる。あるいは、ルーサーの仲間とも。

 なにせ敵が弱っているなら叩かない手はない。この五日間も、いつやつらが来るかと少し身構えていた節がある。


 ウルウルと涙目でジッと見つめられていれば、なんだか罪悪感に駆られる。見た目だけは龍太よりも歳下に見える少女だ。ドラゴンだから実年齢は知らないが。

 それはハクアも同じだったのか、慈愛に満ちた笑みでヒスイに歩み寄った。


「分かったわ。コーラルに滞在している二週間だけなら、許可してあげる」

「本当ですか! やったー!」

「いいのかよ?」


 無邪気に喜ぶ少女は、たしかに怪しさのカケラもないけど。怪しい云々以前に、密着取材というのは四六時中監視されているのと大差はない。


 ヒスイは出会ったばかりの赤の他人だ。龍太の時のような、やむを得ない事情があるわけでもなく、ヒスイが嘘をついているという可能性だって残っている。


「リュウタさんは疑り深いんですねぇ。あたし、紅蓮の戦斧フレイムウォーのジンさんと知り合いですよ?」

「本当か?」

「こんな嘘ついても仕方ないですよぅ」


 拗ねたように唇を突き出すヒスイ。少し疑いすぎただろうか。

 まあ、たしかに。今からジンと会うのだし、そこで確認すればいいだけだ。

 諦めたような色が多分に含まれたため息を吐き出して、頭をガシガシと掻く。


「分かったよ、二週間だけだからな」

「やったー! よろしくお願いしますね!」


 元より、ハクアがそう決めたのなら異論を挟むつもりはない。

 そうして話はつき、ホウキをどこかへと消したヒスイを加えて、一行は引き続き街の北へと足を進めた。



 ◆



 同行を許されたのがそんなに嬉しかったのか、ヒスイは鼻歌交じりに龍太とハクアの後ろをついて歩いていた。


「ここね」


 そして辿り着いたのは、この街でも宮殿に次いで大きな建物。高さは十メートル以上あるが、それよりも敷地自体が広大だ。ドラゴンの巨体を収めるには、やはり広さと高さが必要なのだろう。


龍恵院りゅうけいいん。ドラゴンのための病院ですね。ここにどのような用事が?」

「大事な仲間が、ここで眠ってるんだ」


 そう、大事な仲間だ。ほんの短い間だったとは言え、彼女とは共に旅をして、強敵と戦って。そして、龍太たちを逃すために囮となった。

 もしもクローディアが間に合っていなかったら。考えただけでゾッとする。


「リュータ、入る前に言っておくわね。クレナのこと、自分の責任だなんて考えないで欲しいの」


 まるで見透かされたようなセリフに、ぐっと言葉が喉に詰まる。


「クレナが囮になったのは、クレナ自身の選択。その結果重傷を負ったことも、全ては彼女自身の責任よ」

「でも、ルーサーは俺を狙ってたんだぞ? 俺と一緒にいなかったら、クレナは……」

「けれど、クレナもジンもわたしたちと一緒にいた。それは覆しようのない事実。あの時あの場所で、クレナが囮になってくれていなかったら、リュータもわたしも、エルも、ジンもみんな、死んでいたかもしれないの。だから彼女に感謝することはあっても、その責任を奪っていいことにはならないわ」


 責任を、奪う。

 まるで思い浮かばなかったその考えに、ハッとさせられる。

 それはきっと、死が身近な戦いの中に身を置く、魔導師やドラゴンならではの考えかもしれない。戦うことを選んだ己の意志を、その果てにある敗北を、結果として訪れる終わりを。その全てを奪わないであげてくれと、ハクアはそう言う。


 龍太には理解し難い。正義のヒーローを目指す龍太には、完全な理解は不可能かもしれない。


 だって、また守られたんだ。守る側の存在になりたいのに、弱い自分はいつも誰かに守られてばかりで。


「罪悪感を感じるなとまでは言わないわ。わたしだって、クレナには、ジンやホウライにだって、申し訳なく思っているもの」

「それだけでいいって言うのか?」

「それだけしか、出来ることはないのよ」


 あるいは、突き放したような言い方だったかもしれない。本人が何度も言っていたように、ハクアはただでさえ長命なドラゴンの中でも、更に長生きだ。

 いっそ長すぎるこれまでの旅の中で、彼女が培った感性。


 理性では分かっている。ハクアが正しいだろうことも。でも感情は別だ。

 それでも龍太は、納得できなくても、自身の感情を飲み込んで頷く。


 自惚れるな、赤城龍太。

 もしも仮に、死にかけているのが龍太じゃなくても。見知らぬ他人でも、クレナはきっと同じことをした。

 彼女の選択を否定するな。その責任を奪うな。自分の行いは、クレナ・フォールンに対する最大の侮辱と知れ。


「……分かった。行こう、ハクア。ジンとクレナが待ってる」


 微笑みを返したハクアが、龍恵院の扉を開く。玄関口は通常の病院と変わりなかった。待ち合い場所に受付があり、ソファにはチラホラと座っている人たちが。

 どうやらここは、人間用の出入り口らしい。人の姿を取ってるドラゴンも、中には何人かいることだろう。


 迷わずに足を進めるハクア。龍太とヒスイ、エルはその後ろに続き、廊下をひたすら真っ直ぐ進む。壁が一面真っ白なことも、すれ違う看護師たちの服も、元の世界と何ら変わらない。普通の病院だ。いくつか病室の扉を横切ったが、それだって普通の大きさの扉だ。部屋の中に巨大なドラゴンがいるとは思えない。


 廊下の突き当たりまで進み、そこにある扉の前で足を止めた。ノックもせずにハクアが扉を開くと、龍太は驚愕に目を丸くする。


「広くね……?」


 この龍恵院は三階建てだ。そして、ここはその一階。つまり天井まで三メートル以上だとは思うのだが、明らかに十メートル以上ある。部屋自体の面積も、龍恵院の間取りからは考えられない広さだ。


「空間拡張の術を使っているのよ。そのカバンと原理は同じ」


 そして、その部屋の中央には、魔法陣の上で丸くなって眠っているドラゴンが。

 体の節々には、今にも消えそうなほど弱々しい炎が揺らめいている。大きな翼は地に伏してしまい、寝息に合わせて巨体は僅かに胎動していた。


 これがクレナ・フォールン、本来の姿。


 眠っているクレナのすぐそばには、椅子に座っている男が一人。彼女のパートナーであり、旅に同行してくれる仲間、ジンだ。


「おお、リュウタにハクア。来てくれたか」

「あたしもいますよー、お久しぶりですジンさん」

「ヒスイじゃないか。一年振りか? 風龍のところに帰ったと聞いていたが、またこの街に来たのだな」


 どうやら、ジンと知り合いなのはマジだったようだ。まあ、ここに関しては嘘を疑っていなかったが。


「来る途中に絡まれてさ。なんか、俺とハクアの密着取材がしたいんだって」

「ははは! それはまた、厄介なやつに絡まれてしまったな! ヒスイはしつこいぞ? 俺とクレナも一ヶ月ほど付き纏われたことがある」

「付き纏うなんて人聞き悪いですよぅ」


 癖なのか、また拗ねたように唇を突き出している。あざとくも見えるが、容姿が整っている上に若干幼いので、えらく様になっていて可愛い。ハクアには到底及ばないが。


 そんなやり取りを横目に、龍太とハクアは眠っているクレナに近づいた。魔法陣の中には足を踏み入れることができない。薄い光の膜越しに、命の恩人へ語りかける。


「ありがとう、クレナ。お前が助けてくれたおかげで、なんとか生きてるよ」

「ゆっくり休んでいてね。あなたに生かされた命、無駄にはしないから」


 反応はない。クレナの瞼は閉じられたまま。それでも、たしかに礼は言えた。決して罪悪感が消えたわけではないし、まだ責任を感じている節はあるけれど。


 それでも龍太は、前に進まなければならない。幼馴染二人を見つけるために、元の世界に帰すために。


「ジン、相談があるんだ」

「なんでも言ってみろ。友人のためなら、喜んで力になるぞ」

「俺に、剣を教えてくれ」


 ハクアの肩がピクリと震えた気がしたが、今ばかりは構ってられない。まだ病み上がりだからとか、教えるのはわたしの役目だとか、色々と言いたいことはあるのだろう。


 でも、強くなりたいから。だったら、手段は選んでいられない。

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