第6話 2021 8/3(火)

メシ食って仕事した。

昨日は記録に残しづらい事件があった。

もう、大変だった。今日は家に帰ってすぐに捕まえたモンスター『ミッカボウズ』をグーで殴って、威嚇して、魔法を教えてもらって家から蹴り出した。温厚な私が躊躇いなく暴力をふるっていることから、昨日は大変だったのだねと察して欲しい。


以下、モンスターとの会話のやりとり。

私「おい、こら、昨日は暴れやがって!ゆるさんぞおう!こら!」と肩をグーパンする。

ミッカボウズ(以下ミ)「すんません、お詫びするんで許してください」とペコペコする。

私「詫び?どないするんじゃ!こら!?」

ミ「一族に伝わる魔法をお教えします」

私「え、いいの?秘伝っぽいけど?」

ミ「はい、秘伝の魔法です。一族のものに知られれば私の命は無いでしょう」

私「え、ちょっと重くない?」

ミ「黙っていれば大丈夫です」

私「よし!俺は口が固いからな!教えろ!」

ミ「わかりました。他人に教えたらダメですよ」

私「俺は口が固いからな!安心しろ!」

そして私は、『安眠の魔法』をミから伝授された。

これでどこでも心地よく眠ることができる。

ミには感謝だな。許してやろうと思う。

さて、お酒を飲もう!

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