質問解答箱 Ver.2『質問者様へ』

一色まなる

10の質問に答えてみます

Q.1:あなたのペンネームは何ですか? よろしければ、そのペンネームにした理由も教えてください。


一色まなるです! ひとしきまなるとお呼びくださいませ!


Q.2:カクヨム以外にも利用している小説投稿サイトがあれば、そちらに掲載している作品の宣伝をどうぞ。よろしければ、それぞれのサイトの長所・短所も教えてください。


以前はpixivで上げてましたね! まだあるので、見てきてくださいね! そのうち、こちらの移動してくるかもしれません。pixivは、元々イラストがメインだったので、ピクシブの方が二次創作に寛容なような気がします。

pixivマイページ「https://www.pixiv.net/users/5399362」


Q.3:あなたが物語性のある創作物(小説・戯曲・漫画・アニメなど)を読んだり見たりするとき、それらのジャンルに何か傾向があるなら教えてください。突出して好きな作品があれば、そのタイトルも教えてください。


基本、人外が出てきますね。後は、歴史もの、伝統というか、なんというか。和風が多いですね。横文字だらけの作品は呼んでいて疲れてしまいます。


好きな作品? そりゃもうありますとも!


Q.4:あなたが物語を読んだり見たりするのは主にどんなときですか?


読書時間は特に考えていませんが、夜寝る前に図書館で借りてきた本をちょこちょこ読み進めています。アニメは撮りためておいて、休みの日に一気に見ています。学生時代にかいた短編集はファイリングしているので、暇なときに読み返しています。


Q.5:特定の物語と結びついているあなた個人の思い出があれば、印象深いものを教えてください。


 私にとって、原点にて頂点「守り人シリーズ」

 この作品があったからこそ、「物語」を知ることができたし、なぜ自分達は生きているのかを知ることができた。ヒトには多面性があり、良い面悪い面と割り切ることはできないこと。完全な悪は存在するが、完全な善もまた存在する。目に見える世界と目に見えない世界は、互いに支え合って生きている。どちらかに偏ることはできない。


 人が生きている中で接する「物語」。これのはじまりは、人が生きている中で自然と生まれてくるものだと知った。物語は生きていて、語り継ぐうちに変容してしまうことはあっても、物語が「終わる」ことはない。それは私の中で新鮮だった。



Q.6:昨今、Web小説界隈では異世界転生・チート・ハーレム・追放(ざまぁ)・悪役令嬢・婚約破棄・長文タイトルなどが流行していますが、あなたはこれらの流行・トレンドについてどう思いますか?

 

 トレンドになるということは、それだけの素地があっての事だと思います。一概に否定するわけにはいきませんし。それはコーヒー豆と同じように、抽出されたごく一部には素晴らしい物があることは知っています。

 長文タイトルは概要になってしまい、中身がおろそかになってしまうことが残念です。私は短文の中に意味を込める派の人間なので、寂しく思います。


 このように多くの類似作品が展開されるということは、翻ればそれだけ皆さんが物語を書きたいと思っているのだろうと思います。中には虚栄心や名誉欲に駆られた方もいるかもしれませんが、ある意味「テンプレート」が用意された世界で、物語の書き方を研鑽し、オリジナリティあふれる世界を楽しんでもらえたらな、と思います。


Q.7:Web小説における性描写・エロ要素・下ネタについて、あなたはどう思いますか?

 

 ガイドラインがしっかり定義され、きちんとタグ分けされているのであれば、やってもよいとは思います。私は苦手な世界ですが、そういうものを書けるというのは人体に対する深い知識と教養があるのだと思います。


Q.8:Web小説に限らず、小説を書いたことのある方に質問です。一般的に言って、誰が書いたどんな小説にも長所と短所があるものですが(そして読者のその時々のテンションや先入観によっても作品の評価は変わるものですが)、あなたは自分が書く小説が批判されたり、矛盾や改善点を指摘されたり、作品全体のテーマやメッセージに反論を書かれたりすることをどう思いますか?


別の所で述べたことがあるのですが、批判的な意見が出るのはこの界隈にいればごく自然なことです。数年来の友人でも批判的な意見をもらうことがあるのですから、見ず知らずの方からそういう意見が出るのは至極まっとうなことです。


描写不足について言われることは、今後のためになります。けれども、ただ「批判したいから批判した」「わけがわからない意見」には少し悲しく思えます。絶賛することよりも、重箱の隅をつつくように批判し、あげ足をとることの方がずっと楽で、優位に立てたと思えるのでしょう。批判家と呼ばれる方々は、理路整然とした意見があり、それを裏付けるための証拠をそろえてから意見を述べています。それをせずに意見をすることは、私は残念に思えます。


物語は創作です。面白みのない意見で言えば幻想で、空虚なものです。そこにいかに色を加えていくかが腕の見せ所です。そして、その色を検分し、調整し、時には色を足すよう促す事こそ、大切なことなのではないのでしょうか。勝手にタールを流し込むことを意見とは言わないと、私は思います。


Q.9:Web小説について、あなたが最も大切だと思うこと、あるいは大切にしたいことは何ですか?


私は何か壮大な物語だとか、皆さんをあっと言わせるような大どんでん返しができるような人間ではありません。ただ、物語を通して「私はこんな人間です。あなたはどうですか?」と問いかける事ならできます。

例えるなら「私は花菖蒲が好きです。あなたはどんな花が好きですか?」ということです。



Q.10:Web小説に限らず、小説を書いたことのある方、あるいは書くことを考えている方に質問です。あなたは自分が書いた、あるいはこれから書く物語を、どのような人に届けたいですか?


特定の誰かではなく、きっと近くの人なんだろうな、と思います。まるで、小学校の昼休みのように。私のような人間では、とても何千万もの人には届くような物語は書けないと思います。でも、となりの席の子には届けられると思います。私の物語のスタートはそうでした。転入生の子に学校の事や自分の町の事を伝えたい。落ち込んでいる友達や、退屈している友達にオーダーメイドの作品を作ってあげたい。


物やお金はあげたら無くなります。でも、知識や思いはなくなりません。私の仕入れた知識や思いが隣の誰かに届くなら、それ以上の幸せはないんだろうな、と思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

質問解答箱 Ver.2『質問者様へ』 一色まなる @manaru_hitosiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ