弔花
宋聆風が師を探しに
枯雨亡の首に邪気はなく、また桃修苑の腕を解いて取り出すこともできなかったため、
「宋聆風様」
「遺物の封印はどう?」
背後からの呼びかけに、宋聆風は振り向くことなく答えた。
「安定しております。して、これからの作戦は」
仙士が手短に返答する。宋聆風は桃修苑の墓を見つめたまま、初めての命令を下した。
「枯雨亡の死を徹底的に広めて。それから、各地の通路を全て封印して。……今こそ、一網打尽にするときよ」
蓮花枯凋 故水小辰 @kotako
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