三話:忘れとっわぁ~
「なんだよ!朝早くから、こんなに所に集めやがって!」
ハルがぼさぼさの髪をかきなながら言った。こんな暑い森の中なのに見渡すかぎり廃校の訓練科生徒がいるようだ。
前、組み手をしたカンザキ達もいるようだ。
「おい、あいつらは何やってるんだ?」
カンザキ達が聞いてはとれないが何かを話し合っている。
「え?お前何も知らないのか?」
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ Side…剣士科
「明日、チーム戦的なことをするので明日までに四人一組くらいのチームを組んでおくように。」
「チーム組んで明日何があるですか?」「チームって組まなくてもいいんですか?」 「他の学科と組みたいでござる」 「誰とも組みたくない…」「お家に帰りたい…」
「楽しみは明日までとっておけ、チームは始まる前までに組んどけばそれでいいぞ、他と組んでもいいでござる、誰かとは組め~」
「お家に帰りたいは…俺もだな!」
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「どういうことだよ、ジジイ!なんも言ってなかったじゃねえかよ!」
ハイゼンは頭をポリポリしながら言った
「……忘れとったわ~」
「こんなボケてんのにホントに傭兵やれてンのかよ!」
廃坑世界の冒険群像劇 Haru7777 @Haru7777
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