第12話 再冥利神社へ
ブーブー
お昼頃に着信がなった。
「もしもし!」
「俺だ、神無だ。」
「どうしたの?」
「今日の20時に狂乱集会が冥利神社にて行われることが決まった。それと、決闘も申し込んだ。今の所は順調に行えそうだな。」
ドクドクドク
美波の心臓の音が大きく早くなっていく。
「わかった。19時半には着くようにする。頑張ろうね…」
「ハハッ!ハハッ!緊張してるのがこっちにまで伝わってくるな!そんなに緊張することないぜ!何かあったら俺が何とかするから、お互い頑張ろうぜ!」
「うん!神無はすごいね。いつも元気で頼りになるし、だから都も一緒にいるんじゃないかな。」
「褒めてくれてありがと!美波と都の為にも2群に上がってくるよ!俺、絶対負けないぜ!」
あたりは少し暗くなり、人通りも少なくなってきた19時半。
美波、都は冥利神社に着いていた。
そこからは街がみわたせて、浴衣を着ている人も見えた。
美波は、来週から夏休み期間に入ることを思い出した。
(ここからは集中しないとね。神無や都に迷惑なんてかけられないもんね。)
「美波…私ね、不安は少しあるけど、3人一緒なら大丈夫な気がするんだよね。神無も頑張ってくれてるみたいだし…私も頑張るよ。」
都は美波を守ることを任された。
神無は決闘の最中はこちらを気にする余裕が無いとわかっていて自分から申し出たのだ。
神無は「じゃあ、美波を都に任せる。これで俺は思い切って戦えるな!ありがと!」そう言って笑顔を見せていた。
(例を言われちゃ、頑張るしかないんだよ。絶対に守りきってみせるよ。だから神無も勝ってよね。)
都はそう願いを込めながら空を見た。
「私も頑張るよ。都と神無が協力してくれたからチャンスが掴めた。だから精一杯頑張る。」
ザッザッザッザッ
狂乱が冥利神社に入る。
シーン
「これから狂乱の集会を始める!遊びは無しだぜ?」
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