第10話vsゲスイーノファミリー③
愛凛side
私はこれ以上にない、怒りを見せていた。
これほど怒ったのもいつぶりだろう。
それくらいにはこの男に憤りを感じていた。
こんな下郎に私達の凛怜を雑魚よばわりされたのだ。こいつは必ず消し炭にしてやる!
愛凛「さて、この姿も久しぶりなんだ。すぐ楽になれると思うなよ?下郎…。」
龍吾「こ、これは一体…。お前何者だ!」
愛凛「下郎に話すことは無い。この姿を拝めただけ、光栄に思って死ね。」
そういって、相手に向かって、手をかざす。
愛凛「
かざした愛凛の手からけたたましく青い炎が出た。
龍吾「ぐぁぁぁぁぁぁぁ。あちぃぃぃぃぃぃ。」
ドン・ゲスイーノは激しくのたうち回っている。
そんなことお構いなしに、私は追撃を食らわす為に
青い炎を刀に纏わせた。
愛凛「
青い炎を纏った刀をドン・ゲスイーノに向かって振り下ろしたが…。
龍吾「くっそがぁぁぁぁ、舐めるなぁぁぁぁ。」
間一髪で避けられた。そして殴りかかってくる。
それを尻尾でガードし、打撃を食らわせ、吹っ飛ばす。
龍吾「ぐはぁぁぁ」
そして壁に叩きつけられて、満身創痍になっていた。目の前の男に刀を突きつけ。
愛凛「さぁ、死ね。」
そう言うと、ドン・ゲスイーノは
龍吾「ま、ま、待ってくれ、お、お前を俺の側近にしてやろう!金ならいくらでも積んでやる!お前のとこのボスよりも好待遇でお前を迎えてやることだって出来るんだ!だから…。」
愛凛「だから…?だからなんだ。言ったはずだ、貴様は断じて許さんと。私達のボスを雑魚呼ばわりした時点で、貴様の処遇は決まっている。雑魚は雑魚らしく惨めにやられろ。」
そして、刀を振り下ろそうとした瞬間だった。
??「もういい、やめろ。」
と、聞き馴染みが最もある声が聞こえ、刀がその男に当たる直前で、止める。
凛怜「こいつは連れていく。聞きたいことが山ほどあるからな。」
そこにいたのは、やはり凛怜だった。
愛凛「…こいつは、私の部下をやっただけでなく、あろう事か、凛怜の事を貶したのだぞ?私はこいつをやりたくて、たまらんのだ。」
そう私が言った瞬間、凛怜から私の比じゃないくらいの殺気と威圧感を出して、言ってきた。
凛怜「愛凛、今は抑えろ。命令だ。」
愛凛「……了解。ボス。」
そう言うと、ドン・ゲスイーノが言った。
龍吾「お、お前がこのきつね女のぼs」ドゴォォォォン
ドン・ゲスイーノが言い終わる前に、凛怜があの男を物凄い速さで、殴りつけ、気絶させた。
凛怜「貴様は口を開くな。しかもきつね女ではない、愛凛だ。覚えとけ…って聞いちゃいないか。」
愛凛「」ポカーン
凛怜「愛凛?大丈夫か?おーい、愛凛?」
愛凛「ハッあ、あぁ、大丈夫だ。」
凛怜「そうか、うん良かった。にしても、久しぶりに見たな、愛凛のその姿。」
愛凛「あ、あぁそうだな。」
凛怜「相変わらず綺麗で、俺は好きだぞ。」
愛凛「そ、そうか、ありがとう////」
やはり凛怜がいたら、怒りなどすぐに吹っ飛んでしまうな。だが、この状態は少し気まづくなるので、誤魔化すために疑問に思ってたことを聞いた。
愛凛「そ、それで、凛怜はなぜここに?」…と。
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