第3話 決戦前会議①
凛怜side
俺は足早にあるところに向かっていた。
ゲスイーノファミリーについて、少々気になるところがあったのだ。
なので、クローバファミリーの隠密や情報集めに特化した6番隊の所へ向かっている。
クローバファミリーは1~6番隊があり、それぞれに担当も違う。
それぞれ幹部が隊長を務めているため、そこの管理はほぼ、幹部任せにしている。
本音を言うと、ぶっちゃけ、管理めんどくさいというのもあるのだが、幹部には内緒にしている。
絶対怒られる…主に瑠衣に!
凛怜「あいつら会議中だし、急ぐか。」
と、歩くお幅を上げて歩いていくのだった…。
コンコン「入るぞ、
一葉「あ、凛怜じゃないか久しぶりだね。」
凛怜「あぁ、久しぶりだな。」
一葉「それで、何の用だい?まぁ要件は分かっているけどね。」
凛怜「わかってるなら聞くなよ…。」
一葉「何を言うんだい、君と私の仲じゃないか、ただのスキンシップだよ。」
凛怜「相変わらずだな、お前」苦笑
一葉「お前じゃなくて一葉だよ。まったく…。」
と、俺とやり取りしてるこいつは
昔はトラウマで誰も信じておらず、拒絶ばかりしていたが、ある時からこのような、おチャラけた性格をしている。元々の性格がこうなのか分からないが、情報収集や機械いじりに関して右に出るものはいないので、部下からは尊敬されている。
ただ、戦闘面においてはからっきしなので、戦闘には参加していない。
珍しい少し薄い緑色の髪でポニーテールで海の色のようなとてもきれいな碧い目、容姿も相まってとても可愛らしく感じる。ただ、この髪色と目が原因で迫害されていたらしく、本人はよく思っていないらしいが…。
俺はどちらも好きだと言うと何故か顔を背けるので、少し寂しい気持ちになる。泣いていいかな?
凛怜「それで頼み事だが、どうだった…?」
一葉「うん、君の思った通りだったよ。相変わらず凄いね、その勘、もはや未来予知だよ。」
凛怜「一葉にもあるだろ、その頭脳。俺にとってはその方が凄いと思うわ。」
一葉「ふふ、まぁね、私は凄いから。」
凛怜「俺が言っといてなんだが、自分で言うか?それ。」
一葉「事実だからね。」
凛怜「やれやれ、まぁいいか。
色々ありがとうな、この礼はしっかりする。」
一葉「うん、期待してるわ。」
凛怜「はいはい、それじゃまたな。」
そうやって、凛怜は出ていく。
一葉「一緒にどこかお出かけを要求しようかな。」
そう言った、彼女の声色はどこか楽しそうで、残りの仕事の作業をこなす作業もいつもより早いのだった…。
凛怜「あー、割と時間かかったな、あいつら怒ってないといいけど…。」
そう言いつつも、どこか気だるそうだが、歩く速度だけは、行った時と変わらず、足早に急ぐのだった…。
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