第2話 決戦準備

コンコン

??「失礼する。」

凛怜「来たか…愛凛あいり

愛凛「あぁ、凛怜、何の用だ?」

凛怜「その前に…前はお兄ちゃんって呼んでくれたのに、どうして名前呼びなんだ…?」ウルウル

瑠衣「っっっw」


そういった時、瑠衣は笑いこらえており、愛凛は何かを耐えるように、顔を赤くして…


愛凛「う、うるさいわ!」

瑠衣「凛怜、あまりいじめてはいけないよ?」

凛怜「ん?いや大真面目だが?」

愛凛「尚更、悪いわ!」

瑠衣「まったく、凛怜はすぐそういうことを言うから幹部から威厳が無いって言われるんだよ?」


グサッとくるような事を瑠衣が言う

凛怜「そんなの出会った時から、あってないようなものだろ…。」

と強がってみるが、自分で言ってて悲しくなってきた、目から汗が…グスッ


愛凛「ごほんっ!それで何の用だ?」

業を煮やした愛凛がそう言うと。

凛怜「あぁ、そうだった、瑠衣、説明を。」

瑠衣「わかったよ、実は、ゲスイーノファミリーが動きを見せたんだ、明日の夜8時から○○の廃工場で取引があるという情報をキャッチした

そして、その取引にドン・ゲスイーノも来るらしいんだ。」

愛凛「なるほど、では私がやる事はドン・ゲスイーノを殺ること…でいいのか?」

凛怜「あぁ、頼めるか?」

愛凛「かまわないが、これは1番隊の管轄じゃないか?」

瑠衣「そうなんだけどね、姉さんは、今別の仕事で行けないんだ。」

愛凛「分かった、引き受けよう。」

凛怜「あぁ、すまないな頼んだ。」

愛凛「あぁ、任せてくれ。」

凛怜「じゃあ、俺は少し用事があるから、ちょっと席を外すぞ、詳しい作戦説明を瑠衣と話し合っててくれ。」

瑠衣・愛凛「「了解」」


そして凛怜が部屋から退室すると一泊置いて、瑠衣が口を開く

瑠衣「愛凛…もういいよ」

瑠衣がそういうと…

愛凛「…兄さん可愛い、可愛い、かっこいい!何あのウルウルって、涙目で誘ってるしか思えないんだけど!めっちゃ抱きしめたかった、相変わらずのあの綺麗な紅い目も何もかもぺろぺろしたい♡はぁ♡はぁ♡兄さん兄さん♡♡」

瑠衣「はぁ…。」


瑠衣はこれを見て、呆れていた。

初めて見た人からしたらドン引きする光景だろう

実はこの黒葉 愛凛という人間は凛怜の事が好きを天元突破した、凛怜大好き人間なのだ。


黒髪で珍しい黄緑色の目をしており、大和撫子のような風格で、美人という言葉が1番似合い締まるところは締まり出てるところは出ているという、全世界の女性が羨ましがる位の容姿をしている。

そして、普段は謹厳実直きんげんじっちょくな子なのだが、凛怜の事が絡むと残念美人になってしまうのだ。


これは幹部全員は知っているが、部下や凛怜本人は知らない事実である。

凛怜には知られたくないようで、しっかりしているのだが、傍から見ればバレバレなのである。

しかし凛怜にはバレていないので、その事でまた呆れている。

こうなったきっかけはまた後々語ることにするが、愛凛も凛怜に拾われた人の1人だ。

瑠衣「相変わらずだなぁ、愛凛、ほらそろそろ落ち着いてね。」

愛凛「ハッそうだな、作戦会議をしないと。」鼻血ダラダラ

瑠衣「まったく、鼻血出てるよ、ほらこれでフキフキして。」

そう言って、、ティッシュを差し出す

愛凛「む、ありがとう姉さん。」フキフキ

瑠衣「よし、じゃあ作戦会議を始めようか。」

愛凛「うむ」

そして作戦会議が始まった…。

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