壁
詩月
思い続けてもいいですか?
あなたに恋をしてから約一ヶ月、、
あなたを初めてみたのは春。あなたの名前を知ったのは夏。ついこないだ。
恋をした時と名前を知った時は同じ日だった。
あの日、あなたが社員証落として私が拾って声をかけた。
あの出来事がなくても恋をしてた。多分。
あなたの名前をしれたのは、あの出来事がないとしれなかった。
だって私とあなたは、店員と客という関係たったそれだけなのだから。
もし、あなたと出逢えたのが学校の先輩後輩や仕事の上司と部下という関係だったらこんな風に悩んだりしなかったのかな。
すぐわり切れたり、告白できたのかと思うとこの距離感が辛く切ない。
私は、あなたのこと、名前と声、顔しか知らない。
休日は何してるんだろう。
趣味はなんですか?
色々聞きたいことはあるけど。
私は、あなたの笑顔と優しさを好きになりました。
朝7:20
もうすぐあなたが来る時間。
毎日バイトの楽しみな時間だ。
いつもレジに来て「お願いします。」「いつもありがとう」と言って笑顔をくれる優しいあなた。
彼女が入って来た。
えっ。
私は、頭が真っ白になる。
いつもは1人なのに、、
今日は、隣に男性がいた。
弟かもしれないし、後輩や部下かもしれない。。
大丈夫。。。。大丈夫。。。。
そんな言葉は必要なかった。
彼女は、その男性に見たこともない愛おしい目を向けていた。
あなたに伝えることは、無理で叶わない恋なのはわかっていた。
だって同性同士で、うまくいくのは物語や1%。
だから
わかってた。
でも、、、
まだ好きでいさせてください。
壁 詩月 @shizuki-03
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