第39話 遠い国の人

「少佐、本当に地球軍の言う事を聞いて大丈夫なのですか? 命令された事とは真逆の事ですけれど」

「構わん、私はお前らの命を預かる身だ。例え降伏しようとも、地球軍が私たちの命を奪うまではなかろう。そうだろう、地球軍の人よ」

 カタルシスのコード少佐は、話を隊長などに振るのであった。抵抗しないのならば、危害を加えない事を約束すると、コード少佐はほらそうだろうと、部下に対して安全を宣言するのである。

「どうやら、何か事情がありそうだな」

 その頃、本部にいる幹部が訳あり事情に対する話を始めるのであった。

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