第40話 重い秘密
「話を聞こうか、コード少佐とか言ったな。あなたの言ったことは本当に確かなのか。取引といっては困るが、出来る限りの事はしよう」
隊長がコード少佐に近寄り、話を聞くようにすると、コード少佐は重い口を開こうとした。それには暫く時間と環境が必要だったようで、すぐには話そうとはしてくれなかったのである。
「隊長、霧島に何か出来ることがあれば、助けになるかと思いますが、よろしいでしょうか」
「いや、今はいい。ありがとう、感謝する」
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