第29話 特攻?

「三宮、霧島、援護を頼む。俺は前進して、切り込み隊長をやる」

 そのまま隊長が、ミサイルの弾を避けながら突進していく。その後ろを三宮機と霧島機が援護射撃をするのであるが、隊長機の機体は噴煙で見えなくなった。それはジャンプし、降下すると自爆兵器とも評される刺突爆雷を使用した。

「やったか?」

 刺突爆雷作戦は見事に成功し、メインの機体を中破させるだけの損害を与えた。特攻ともいえる隊長機に対し、霧島はビビりだすのである。

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