第4話
皿の上の美女だが当然解放しようと思う。
まずは服を着てもらおうと思うが、油や調味料で全身がベトベトなので、体を洗う必要がある。
羊のメイドに「洗え」と命じたら、この人達はモップで拭こうとした。
さすがにこれはむごい。
人間に対する態度はマジで何とかしてほしい。
俺は風呂を用意させて、仕方なく、やむを得えず皿の上の美女と一緒にお風呂に入ることにした。
実に素晴らしい。
彼女は未だ気を失っている模様なので、たっぷりと悪戯しようと思う。
もちろん人払いは済んである。
「誰も、入る、な」の一言で潮が引くように羊メイドさん達は下がっていった。
ちなみに当然、二人とも全裸である。
風呂に水着で入るなどと言う邪道な行いは認められない。
さてと♪
調味料でベタベタなままでは一緒にベッドに入れないから、ちゃんと全身隅々まで綺麗に洗ってあげるからね!
ぐふふふふ。
さーて、もういきなり、女体の神秘の核心部分から逝こうと思う。
スススと足元に移動して両膝を掴んで観音様の外扉を開く。
おおおおおおおおおお♪
ナンマンダブ、ナンマンダブ。ありがたやぁ、ありがたやぁ♪
生で実物を見るのは初めてやわぁ!
あ、足の付け根にホクロ発見! これは本人も気づいてないだろうなぁ。
『この体と同じデスガ? 一体何を有り難がっているのデスカ?』
シャーラーップ!!
精神集中が途切れます。
相棒、よく聞くのだ。
この足元から見上げるようなアングルで美女の観音様を直接拝むなんて、絶対無理だからね。
鏡使うか、カメラを使うしかないわけよ。
だからこれはまさに、これは奇跡のアングルとでも呼びましょうか、とても有難いものなのですよ。
わかる?
『何を言っているのか理解不能デス』
理解不能?
くっくっくっ。
まぁいい。
たっぷり拝む事にする。
『伝えたいことがあるのデスガ?』
後になさい!
『了解デス』
スススと扉の中の入り、油まみれでテカテカの双丘を搾りたての布で綺麗に揉み拭きしようと思うが、食欲をそそる香辛料のスパイシーな香りが胃袋を刺激してくる。
うーむ、揉み取る前にちょっとどんなお味か気になるな。
し、仕方ない! 舐めるか!
取りあえずお臍の当たりを、ペロリ・・・
「んんっ」
むぅ、皿の上の美女さんちょっとビクゥと反応したぞぉ。
まずい! 気が付いたかな?
まぁいいか、これから一緒に風呂に入るんだし。
これぐらいのスキンシップは野良犬に噛まれたと思ってあきらめてもらおう。
それよりなにこれ!
めちゃくちゃ、おいしいやん!!
あの豚頭のコックさんって、腕は良いみたいだな。
ぺろぺろぺろぺろ。
あかん! これはやめられない止まらない状態だ。
ぐふふふふ。 これはもう全身舐め回さねばなるまい。
まあ、ご本尊は後回しにして、足の先からいくか。
ペロペロペロペロ「ひゃぁぁぁあ」ペロペロペロペロ。
どうやら目が覚めたようだ。
だけどまだ麻痺が効いているようで、体は動かないようだ。
真っ赤な顔で俺の方を見ている。
まぁ、野良犬に舐められていると思って諦めてもらうしかないな♪
じーっと見られながらだと気になるけど、これはもうやめられない止まらない状態なので、足の指先をペロペロしゃぶしゃぶペロペロしゃぶしゃぶ♪
「ひっ、くぅうう」
くっくっく。どうやら、いやらしい声が出るのを、歯を食いしばって我慢しているようだ。
あーなんかザワザワと心が擽られているような変な感覚が沸いてくるなぁ。
ペロペロペロペロペロペロ、段々上に向かってペロペロしゃぶしゃぶ♪
「お、お願いです。 も、もうこれ以上は堪忍してください。」
皿の上の美女は潤んだ瞳で懇願してきたが・・・
ゾクゾクゾクゾクゾクゾク
なんだぁ、鳥肌がだったぞぉ。
こんなシュチエーションでゾクゾクするなんて!
全くけしからん美少女ボディだな!
『体の問題ではないデス』
黙らっしゃい。
生前の俺は温和にして諂わず、漂う気品と威厳を兼ね備えた、ジェントルマン!
つまり、こんなことでゾクゾクするなんて有り得ない。
「ペロペロ「ひ!」しゃぶしゃぶ♪」
つまりこのふしだら美少女の体が反応しているのだ!!
どーれ、観音様にむかって進撃のペロペロだぞぉ♪
もう膝に到達♪ 裏側へ展開~♪
膝の裏は血管が集まっているから、気持ちええんと違いますかぁ♪
さらに、太腿の内側へ進撃♪
「だ、ダメです、こ、これいじょ・・・あああ」
ゾクゾクしながら、ここがええんかぁ、などと考えていると、世界がくるくる回り始めた。
いきなりメニエール症候群でも発症したのかと思ったが、視界に首から赤色の液体を噴水のように吹き出しながら、倒れていく見覚えのある首無し女子の裸体が見えた。
これはあれだ、首が切り飛ばされたようだ。
そして地面に落ちた場所がよかったのか、美少女ボディの観音様も奇跡のアングルで確認できてしまった・・・
ナンマンダブ、ナンマンダブ♪
「きゃぁぁぁあああ」という皿の上の美女の悲鳴が聞こえた後、また幽体離脱状態になった。
『やっぱり、また、死んだようデスネ。』
美少女から吹き出した血を浴びた透明ローブ男が首なし美少女ボディを蹴り飛ばした後、泣きながら皿の上の美女に抱き着いた。
相棒が言いたかったのはこいつのことだったのか。
『YESデス』
これから本格的に女体の神秘を紐解くはずだったのに残念!
『そこデスカ? まずは自分の首を跳ねた相手が気になると思うのデスガ』
ああ、まぁ、そうだな。
でも、今回は全然痛くなかったから。
なので、蘇るならどうでもいいかって感じかな。
『そうデスカ』
光学迷彩ローブ男と皿の上の美女の会話を聞いていたが、どうやらお仲間のようだ。
涙の再開と濃厚な接吻の後、転移の魔法で脱出するようだ。
元々解放するつもりだったので、手間が省けたのかな。
残念ではあるが、皿の上の美女さん。
さようなら!
またどこかで会いましょう!
などと考えていると、光学迷彩ローブ男は美少女ボディの首を蹴り飛ばした。
美少女相手でも容赦ないな、こいつは・・・
ちょっとイラっとする。
それにここは女風呂だ。
俺の前世は男だが、今は美少女ボディの住人だから犯罪にはならない。
だが、この光学迷彩ローブ男は完全にアウトだろう。
こいつの顔はしっかり覚えておくことにする。
どうやらここでの復活は難しそうだな。
『再生の場所を変更しますデス。 希望の場所は有りマスカ?』
それじゃ、さっきのテラスで。
『了解デス』
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